赤坂L Y氏#2【高級店に在籍するキャストに大切なこととは?】

経営者インタビュー

(前回のあらすじ)
赤坂を拠点とする高級デリヘル『L(エル)』のオーナーであるYさん。実は業界未経験で約1年前にお店を引き継いだばかり。それでも現在、都内を代表する高級デリヘルとしておなじみです。その運営術とは?

前回の記事はこちら【知人に誘われるままに…そして高級店を引き継ぐ!

キャストとの付き合いは事務的では絶対にダメ!

―――知人に誘われる形で初めて、本格的にこの業界の仕事に触れたわけですね。

(Y氏)そうです。『L』に入ってから初めて現場にも出ましたし、最初はドライバーもやっていました。ここで、この業界の下積みを経験しましたね。

―――いかがでした?

(Y氏)いや、そりゃあ、大変でしたよ。全くやり方が分からないわけですから。この業界は……なんて言うのでしょう。内勤さんとオーナーさんがいて、そのバランスが絶妙だな~と感心しましたね。そこにキャストさんが加わって、内勤さんが管理して。コミュニケーションをとって、全部のデータを把握している内勤さんですし、やることが多いなと。回すのは大変だと。

―――そこを改善するべきだと?

(Y氏)そうですね。だから、私が引き継いでからは、それまでの運営システムを変えてみました。マニュアルなど内部から作り直したので、イチから作ったようなものです(笑)。何をどうしていいのかわからない状態でしたから。

―――オーナーになるケースとしてイチから作る人もいれば、Yさんのように引き継ぐ形の方もいらっしゃいます。どちらが良いと思いますか?

(Y氏) 最初はある程度の形があったほうがラクだと思っていたんですけどね。外側があっても中がメチャクチャということもあるわけで(苦笑)一概にどっちが良いとはいえないです。とくに、キャストさんが最初からいる。イコール、その女性を把握できていないという点は業務内容上、とても苦労する点でしたから。だからこそ、内部の作り直しは急務でしたし、キャストさんの管理も悩みの種でした。

―――どんな悩みでしたか?

(Y氏)ようするにLINEだけのやり取りだったんですよ。一言でいえば、事務的でしかなくて。女のコとのコミュニケーションが生まれないと…やはり、密な関係にならないと良いものは生まれないですし、本音を知らないと使うのが難しいというか……。

―――人 対 人、ですね。

(Y氏)そうですね、まさに。

高級店に在籍するキャストに大切なこととは?

―――『L』さんは高級店ということで単価が高いので、集まってくる女性も大衆店で働く女性とは違うと思うんです。

(Y氏)それはルックス面もそうでしょうけど、向上心が高いと思います。たとえば大衆店で働いていた女性でも、接客技術の疑問点を周囲に聞いて解決。そして向上させていく女性は、今うちのお店でも活躍していますし。その女性は今や、本指名が月に40本から60本にまでなっていますから

―――それはスゴ過ぎます!

(Y氏)結局女性次第なんですよ、高級店というバックボーン云々ではなく。だから私自身、顔が綺麗だから良いというものではないと思っています。やはり、お金を払うのはお客様なわけで。“接客”業なんですよね、デリヘルは。いかにお客様に満足していただけるか?そこを理解できるかどうか。接客に心を込められるかどうかで決まりますよ。

―――お客様は単価が高い分、富裕層の方も多いと思います。そのような方を接客できるようなスキルも必要ですよね。最低限の一般常識ですとか。

(Y氏)そうですね。だからといって、すべてのキャストさんが扱いやすいかといえば……そこが個性ってことで。気が強い女の子も多いですからね(苦笑)

飲食店でいうところの、いわゆる居抜きは、この業界でもあります。しかしながら、そこにはさまざまな苦労が伴うことが分かりましたね。次回は高級デリヘルであることのメリットとデメリット。そして、これから業界を目指す方へのメッセージをいただきます。

↓続きの記事はこちら↓

赤坂L Y氏#3【常に正直に!お客様に「NO!」を言えるか否か?】

赤坂L Y氏

東京でも有数の高級デリヘル。現役女子大生やモデル、芸能人の卵などハイグレードのキャストを独自の広い人脈を使い、多数在籍させることに成功。デリヘル以外にも交際クラブの経営にも乗り出し、さらなる飛躍を目指し前進するY氏に今後も注目したい

【高級デリヘル L-エル-】
オフィシャルサイト