[オープン準備Vol.2]デリヘル開業の初期費用ってどれぐらい必要?

風俗経営基礎知識

質問者「ますます興味がでてきました!じゃあ開業にかかる初期費用ってどれぐらい必要なんですかね?」

フーコム案内人「そこでまるっとトータル幾ら必要、と言われてもイメージしづらくありませんか?」

質問者「そうですね…そもそもどんな手順で開業するのかもサッパリ分からないですね!」

店舗型かデリヘルかで開業費用は大きく違う

まず大前提として、あなたの考える風俗店とはどんなイメージでしょうか。細かい業態やジャンルは別として、自分が遊ぶシーンを想定してみてください。そうすると必然的に「お店に足を運ぶか、自分のところに呼ぶか」に大別されますよね。前者はソープランドやファッションヘルスなどの店舗型。そして後者はデリバリーヘルスの無店舗型です。

じつは現在、店舗型の開業はあまり現実味がありません。風営法の改訂により新規出店が限りなく不可能になり、いま現在物件を所持している所有者から権利を買う必要があります。その取引額は億超えも当たり前といった世界ですから、業界経験のない新規参入者にはだいぶハードルが高くなっているのが実情です。

質問者「さすがにそんなお金は持っていませんよ!」

フーコム案内人「もちろん、こちらもオススメしません(笑)」

質問者「店舗型に憧れはありますけど…やっぱりデリヘルのほうが現実的ですよね」

そうですね、具体的なデータも見てみましょうか。警察庁生活安全局保安課がリリースした資料によれば、ソープランドとファッションヘルスの届出数は減少傾向にあります。しかし、デリヘルにあたる無店舗型風俗特殊営業の第1号営業は届出数がいまだに伸び続けていますね。平成28年の時点で前年比265件増ですから、まだまだビジネスチャンスは広がっている業態だと考えられます。

デリヘル開業までの手順

では、デリヘルを開業するとしてどんな手順を踏めばよいのでしょうか? ケースバイケースで順番は変わるものですが、まずは事務所となる物件を探さなくてはなりません。賃料も重要ですが、営業拠点となる場所ですから慎重に。

良い物件が見つかれば賃貸契約に移行します。ここからは同時並行でいろいろな準備が必要です。電話回線や備品の調達、ホームページの作成依頼、そしてなにより管轄の警察署へ営業届出書の提出が必須になります。オープンにある程度の目処がつけばキャストやスタッフの募集、営業広告の出稿準備に取り掛かります。これらをすべて処理して、やっとオープンにこぎつけるわけです。

ここで業界ならではの法的整備や慣習が絡んでくるのはやはり「物件探し」と「届出書の提出」です。なんの予備知識もないままに勢いだけで臨んでしまうと、思わぬ二度手間や損失を生んでしまうこともあり得ます。

開業準備において、真っ先に「なんとかしなければ」と考えるのはキャストの確保でしょう。なにしろサービスの要となるセクションですから、何よりも優先して対処したくなるのは自然なことです。しかし前述のとおりオープンまでにクリアしなければならない課題は多く、どれも疎かにしていい要素ではありません。

例えば立派な事務所を用意して届出関連からキャスト確保まですべてクリアしていたとしても、オープン日にお店の存在を知らしめる営業広告が手配できていなければ、せっかく揃えた女の子たちから「ここは稼げないお店だ」と早々に見切りをつけられてしまうでしょう。なので、共同経営者ではなくとも全体のフローを理解しているパートナーの存在は心強いものです。

どのエリアで開業するかによって費用は大きく変わる

では総費用として、ざっとどれぐらいかかるものでしょうか。「デリヘルはとにかく少ない投資で開業できる!」と、そのお手軽さだけアピールしてしまえば、相場は150万~300万円といったところでしょう。

相場なのになぜ倍額差がついているかといえば、拠点とする物件の賃料によって大きな差があるからです。もちろんオープン時のキャスト数や広告出稿量でも違いはありますが、初期投資額にとっては事務所物件による地域差がもっとも大きな変数要素です。

たとえば渋谷周辺でデリヘル事務所を探せば、だいたい家賃15万~20万円ぐらいの物件が多く見つかります。それが東京23区外で探してみると、10万円前後でたくさん見つかります。千葉県・埼玉県まで対象にすれば5万円以下の物件もあるのです。

ですから、まずは「どのエリアで、どんなデリヘル店を運営したいのか」という基本コンセプトが重要になります。そして、渋谷でお店をオープンしたからといって、千葉や埼玉のお店より確実に儲かるということはありません。

質問者「繁華街やターミナル駅周辺のほうが圧倒的に有利だと思っていたんですが、違うんですか?」

フーコム案内人「そのエリアに人が多く集まる、という点でのメリットはありますがお店同士の競争率も高くなります。郊外には郊外の需要が確実にありますからね。どちらもメリット・デメリットがあるんです」

デリヘル開業の初期費用はどのスパンで捉えるべきか

もちろん150万~200万円の初期投資でオープンできる、というのは嘘ではありません。安い事務所物件で、キャスト集めも広告出稿もできるだけ安価で、というコンセプトであればオープン自体は可能でしょう。「無駄な経費をかけない」というマインドも経営者にとっては重要です。

ただし、当たり前ですがデリヘル店運営は開業がゴールではありません。オープン当初は営業地域での知名度もなく、集客に苦労するのは誰しもが通る道です。軌道にのるまでのランニングコストも含め、しっかりとした事業計画をもって臨んでいただきたいのです。なのでまったくの新規参入であれば、オープンまでの費用という意味でなく軌道にのるまでの初期投資として、最低でも1000~1500万円ぐらいは準備しておくべきではないでしょうか。

この記事のまとめ

・難易度の観点から、最初に開業するにはデリヘルがおすすめ
・デリヘルは毎年件数が増加しているので、まだまだチャンスあり
・「物件探し」や「届出書の提出」…オープン準備は多岐にわたる
・どのエリアでオープンするかによって初期費用は大きく変わる
・オープンまでの費用だけでなく、お店が軌道にのるまでの資金もしっかり準備しよう