「経営者インタビュー」とは、風俗業界の第一線で活躍する風俗店経営者の方々にインタビューをして、その成功の秘訣や経営理念を探っていく企画です。『FANZAライブチャットの正規代理店』の最大手「ライバーサポートグループ」代表の田代氏にお話を伺います。コロナ禍を経て様々な業界・業種から大きな注目を浴びている「ライブチャット」とは、どのような業界であり、その成功の秘訣とはどこにあるのか、興味が尽きません。
先輩から誘われた「出会い系サイトのバイト」から始まったアダルト業界のお仕事
―――田代さん、どういった経緯で現在のお仕事をされるようになったのでしょうか。
(田代氏)自分は元々Webのコンサルタントをしていまして、基本的にはSEOやSEM、Webサイトの改善や構築に関するお手伝い、その中でも弊社グループの検索や広告に関するコンサルティングを長年担当していました。
そういった業務をインハウスでやった方がいいという時代の流れから、インハウスの担当役員という形でライブチャット業界に入らせていただきました。
―――「アダルト業界」との繋がりは
(田代氏)仕事を始めてから20年間、22ぐらいの時にいわゆる出会い系のアルバイトを始めたあたりが最初で、そこからアダルトかつインターネットの仕事だけをずっとやってきました。
アダルトサイトの構築であったりとか広告代理であったりとか、Webコンサルに関してもお客さまは大部分はアダルト業界のお客さまでした。
風俗の大手グループ様だったりキャバクラの求人サイトといったものから、もちろんライブチャットサイト等を担当させて頂いていました。
―――「アダルト」に関わる最初のきっかけはどのようなものだったのでしょうか
(田代氏)最初はただ先輩がやっていて声をかけられてという簡単なところでした。アルバイトから気づいたら正社員にという、よくある流れで。
元々20年前、まだパソコンを持っている人自体少なかったような時代なので、僕が偶然働き始める前にちょっと海外に出ていたというのもあって、パソコンを持ってるという理由だけで先輩から声がかかりました。
そこからスタートして、出会い系が大きくなると、次はもっとより大きく利益を出すには広告をやらないといけない、メディアをやらないといけない、大阪で始めたんですけど東京へ出なきゃダメだねという事に気づいたので、先輩と2人で上京し、広告代理店を東京で立ち上げました。
そこからWebマーケティング会社に変化して今に至ります。
―――アダルト業界にこだわる理由は
(田代氏)エンターテイメントの世界というものが昔から好きで、その中でもアダルトは人間の欲求の根本にあり、コンテンツとしては非常に強くずっとなくならないという点でしょうか。
インターネットという今も広がり続ける、利用者数が増え続ける世界で、需要のなくならない強いコンテンツを発信していくところに魅力を感じています。
―――インターネットを通じてのコミュニケーションの世界、ですか
(田代氏)インターネットに関する業界には、既存の大きなプレーヤーさんが少なかったのと、技術革新が速いので新しいルールがどんどん追加される、新規参入の比較的しやすい業界です。
例えば逆に自動車産業に参入するとなると、既存のルール、取引先、大きな資本がないと勝つのは非常に難しいと思います。
自分が20代の頃に参入障壁が低くてかつ、利用者がどんどん増え続けるっていう業界で、先輩達が一気にのし上がっていくという、楽しく自分だけの力ですごい額を稼ぐっていう姿を見てきて、自分もこの業界夢があるなと強く思ったのが根本にあります。
また、インターネットだけではなくて、アダルトコンテンツかつリアルタイムのコミュニケーションというところが何より生々しいというか、人が楽しむという欲求にすごく素直なコンテンツなので、今後さらに伸びていくのは間違いないと考えてます。
その中でも「ライブチャット」を選択した理由とは
―――その中でも「ライブチャット」は新しいジャンルですよね
(田代氏)実はライブチャットの業界自体は出来上がって20年目ぐらいになりすごく新しいというわけではありません。
弊社は18期目なのでオーナー個人のときから数えて20年間、ライブチャットばかりをやっている会社です。
そしてその間業界も弊社の業績も含めて一度も下がったことがない、ずっとジワジワと上がり続けている業界です。
それに加えコロナ禍というタイミングで市場規模が爆発的に広がりました。
ライブチャットというもの自体はどちらかというとニッチなコンテンツにはなるのですが、逆にそのニッチさ、あえて映像だから距離があっても構わないという、ある意味架空世界で楽しみを得られる方は特殊な性癖に近く、チャットが好きな人は一生ライブチャットが好きな傾向にあります。
ですのでまだライブチャットを知らない人の方が多い現状の世の中を考えると、ユーザー数は基本的には減少しません。
―――コアなお客さんが多いという事ですか
(田代氏)はい、お客さんがほとんど離れない。我々のプロダクション所属の女性と楽しんでいる方って、10年20年ずっとライブチャットだけを楽しんでいるって人が多くて、そういう意味では一定層、絶対にここに支持層がいるっていうのがわかっていて、後はただ知らないだけ。
コロナ禍が原因で有名にはなりましたがまだまだ知らない人の方が多く、今後も間違いなく広がり続けるという点に注目しています。
またオンライン、リアルタイム、コミュニケーション、動画というキーワードは、今後の未来がギュッと詰まっているコンテンツであって、これからも発展していくでしょう。
ニッチなサービスであって、皆さんに気付いてもらいづらいという難点があるので、さらに真剣に、もっと若くて様々な技術を持っている人たちに新規参入していただきたいなと考えています。
異業種からも注目を浴びる「ライブチャット」業界のトレンド。どのような女の子が人気を得るのか……というお話は、次回で伺います。
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ライバーサポートグループ 田代氏
プロフィール
国内に5社しかない『FANZAライブチャットの正規代理店』(1次プロダクション)の中でも最大手である「ライバーサポートグループ」で代表を務める。創業16年目の老舗でありながら日々新たな情報を仕入れ、アップデートに取り組んでいる。一人でも多くのチャット・レディーに「働いてみて良かった」と思って貰えるよう誠実かつ丁寧なサポートを常に心掛けている。先輩に誘われた「出会い系サイト」のアルバイトからアダルト業界に足を踏み入れ、現在に至る。