風俗業界で話題の『musume connect』とは?

業界トピックス

2018年11月にサービスを開始して以来、国内唯一の風俗店キャストによる完全会員制クチコミサイトとして注目を集めている『musume connect』。そこには業界で働く女性目線での厳しい意見が満載で衝撃を与えています。しかし、ただ店舗への過激な意見を掲載するのではなく、その裏には「業界を良くしたい!」という想いが秘められているのです。女の子の厳しい書き込みにばかり注目が行ってしまいがちですが、店舗に対してのコンサル業もスタートさせ『musume connect』の設立当初からのポリシーであった、女の子の意見を取り入れ中立な立場で店舗に指摘し、女の子が頑張って仕事できる環境を作り、結果店舗の売り上げに貢献する。そんな取り組みをしてるのが『musume connect』です。そこで、今注目を集める『musume connect』の代表者に話を伺ってみました。

『musume connect』を立ち上げようと思ったキッカケ

―――国内唯一の風俗店キャストによる完全会員制クチコミサイトである『musume connect』を立ち上げようと思ったキッカケは?

(代表)私自身キャスト経験がありまして、キャストを卒業後、本来は店舗(デリヘル)を立ち上げようと思っていました。それはキャスト時代に私が経験したことを踏まえ、キャストにとって不満の無い店舗を運営することだったのですが……「私が運営する一つの店舗だけが良くなっても業界全体が良くなるわけではない」ということに気付き、musume connectの立ち上げへと至りました。

―――キャストとして働かれていた時の不満とは?

(代表)まず求人広告と異なる待遇が横行していることです。バックや雑費といった点でさえ求人広告に記載してある条件とは実際は違っていて、納得できないまま勤務を続けざるを得ない状況に陥ったこともありました。そして困った時に相談する場所が無いな、と。労基署に駆け込むわけにもいかないですし……。そういった思いもあり、1つの店舗を作るより、そういった女性を助ける場所を作るべきではないかと思いました。キャストが一般的に抱えている不満を解消し、業界を変えたかったんです。

―――それまでに働かれてきたお店が出していた求人広告が虚偽ばかりであったと?

(代表)結果的に虚偽に辿り着くことが多かったです。もちろん最初はその求人内容を魅力的に思って面接を受けるわけですが、面接や講習、実務を経て後々に納得できない部分が出てきて、結果的に虚偽広告であったという経験があります。例えば入店後に出勤ノルマを達成したにも関わらず求人に記載されていた昇給制度に別の条件が急遽追加された、等があります。他にも、無条件での入店祝い金支給を広告に掲げている店舗は多く見受けられますが、実際に支給された店舗は私の経験上では1店舗のみでした。

―――だけど、その真っ当な1店舗はあるわけですよね。

(代表)そうです。その1店舗のような店舗が日の目を見て欲しいという気持ちもmusume connectを立ち上げた要因のひとつになります。こういうお店が増えていけば、風俗業界で働く女性が少しでも前向きになれるのではないかと。

―――それが国内唯一のキャストさんによる風俗店のクチコミサイトとなったわけですが、現在クチコミは約8,000件。月間でユニークだけでも7,000人以上のキャストさんがサイトに来ている。このように大きなサイトになっていますが、最近ではコンサルティングサービスも始めたと伺い、驚いています。

(代表)musume connectは「広告費さえかければ悪質店でも女性を集めることができる」という現状から「女性を大切にする店舗へ女性が集まる」ことで、業界のルールを変えることが目的のサービスです。コンサルティングは「変わりたい」と考えていただけた店舗様に向けたサービスです。女性に優しい店舗と言われても、ヒント・指針が無ければ行動に移すことは難しいと思います。コンサルタントはあくまで店舗様のお手伝いをさせていただいているに過ぎないわけですが、一軒、一軒……先は長いですが、少しずつでも業界のこれまでの「当たり前」を変えていく為の努力をさせていただいております。例えばお店の備品ですが、女性が求めているものを置いて欲しいですし、そのように提案をしています。一概にクチコミというと悪い意見ばかり書かれているというイメージがありますが、中には「お店側のこんな気遣いが有難かった」というクチコミもあります。そういった良い取り組みを共有し反映させることもコンサルティングの役割だと思うんです。

―――コンサルをやる上で、『musume connect』のクチコミに書かれていることが大きな武器になっていると?

(代表)そうですね。

―――そのコンサルの方法が、とても密であると伺っています。

(代表)ありがとうございます。1店舗のコンサルにつき月に8回程お伺いしています。前半は現場メインで勤務されているスタッフさんへのアンケートや店舗環境のチェック、在籍キャストさんへのインタビューを実施します。特にキャストさんへのインタビューは、店舗の現状を把握しキャストさんのご意見や指摘をその後の改善提案へ反映させるためにできるだけ多くのお声を集める必要があります。後半は前半の調査結果を踏まえた改善提案と改善活動のご支援を行っております。

―――そのコンサルで目指すところは? 例えば、クチコミの評価である☆を3.5以上にするとか……。

(代表)総評3.5という評価の内訳ですが、バック率・回転率・客層がマックスの5を獲得していても、環境やスタッフの評価が悪くてトータル3.5になってしまっては、キャストにとってはコンサルティングの意味がありません。その点を店舗様にご理解いただいた上でのコンサルティングとなります。

評価を上げるには、環境評価とスタッフ評価?

―――評価を上げるには環境評価とスタッフ評価がポイントであると?

(代表)そうですね。人為的なストレスというのは努力次第でどこまでも削減できるものと考えます。例えば接客で疲れているにも関わらずドライバースタッフの業務に全く関係の会話の相手をさせられストレスになる女性もいらっしゃいますし、環境面であればパイプ椅子での待機ですとか…ただでさえ体を酷使する業界ですし、腰を痛めやすいんですよね。そこについて指摘する場合、店舗側の言い分として「ここで長々と待機している女性が悪い。売れていれば待機時間なんて殆ど無いはず」的なものが挙げられます。実際に売れているキャストさんの中には待機所は荷物置き場程度の認識の方もいます。とは言え待機環境はキャストにとって重要なポイントになりますし、兼ね合いが難しい点でもありますが……。

―――すべてがキャスト寄りというわけではないのですね。

(代表)もちろんです。私自身キャスト経験もあると同時にスタッフ経験もあります。よって「キャストにとってこれはこうだよね?だけど店舗側にとってこれはこうなんだよね?」という解釈を毎回行った上で、提案へ盛り込み、それを反映させる、の繰り返しですね。

―――地域性も大きいと思います。例えば、関東と関西では感覚が違ったりするじゃないですか?

(代表)そうですね。関西に関しましては私自身が関西の店舗での勤務経験が無いのですが、現在関西エリアのコンサルタントが一名おりまして、話を聞くと地域差は確実にあると思います。ただ、どの地域でもコンサルで徐々に正していきながらキャストさんの不満を解消していって、1店舗ずつでも改善していくだけです。弊サイトが存在することで店舗の実情が可視化され、共有されることにより良い連鎖が生まれればいいなと思っています。

―――『musume connect』というサイトの効力が強くなればなるほど、他のお店さんもちゃんとしていかないと……と思うようになりますからね。

(代表)その通りです。musume connectという存在により、女性を大切にしていない店舗が慌ててくれたらいいなという、ほのかな願いは有りますね。

―――ユニーク数がこれだけあって、評価が低いとはどういうことか?店舗さんはその点を真剣に考えるべきですよね。今後、『musume connect』が目指すことは?

(代表)最終的な目標はやはり「求人広告にお金さえかければ悪質店でも女性を集められる状態」を無くしたいです。本当に女性に優しい運営をなさっている店舗様が日の目を浴びる状態、それが当たり前になって欲しいです。また、「オーナーはいい人だけど店長が最悪」というクチコミが意外と多く、店舗の規模に差はあれど経営者の思いが現場スタッフまで行き届いていない現状を私は最も悲しく思っています。私どものこの活動がもし店舗様の耳に入りましたら、どうか経営者様は一度現場と向き合う機会を作って頂ければと思います。そして店舗スタッフ様が少しだけでも女性たちのことを振り返ってくれればいいな、と。一人一人のその些細な振り返りが良店と呼ばれる第一歩となりますようにと心から願っています。

―――ありがとうございました。

2018年11月にサービスを開始して以来、国内唯一の風俗店キャストによる完全会員制クチコミサイトとして注目を集めている『musume connect』。そこには業界で働く女性目線での厳しい意見が満載で衝撃を与えています。しかし、ただ店舗への過激な意見を掲載するのではなく、女の子が頑張って働けて、お店に貢献しお互いがWINWINになって欲しいという想いが秘められている。これからも業界がよくなると同時に風俗で働く女の子が悲しい思いをしないように、musume connectは活動を続けていく