敗北のスーパーヒロイン M氏 #3【マニアな世界だからこそ“本気”で取り組む】

経営者インタビュー

(前回のあらすじ)
特撮ヒロインをモチーフにしたイメージプレイができると、風俗ユーザーの間で話題になっている『敗北のスーパーヒロイン』。このデリヘルを切り盛りしているM氏に、今後の展望などを聞いてみました。

前回の記事はこちら【こだわるからこそ稼げるチャンスがある

マニアな世界だからこそ“本気”で取り組む

―――マニアックな内容のプレイで注目を集めている『敗北のスーパーヒロイン』ですが、キャストさんに対して気にかけているところはありますか?

(M氏)そうですね……普通と少し変わっているし、他店さんより料金設定が高くなっているので、お客様がそれに見合った満足感を要求してくるのは当然のことです。そこで、要望にどのように応えるか?お客様がマニアックな分、プレイにこだわりを持って数ページにも及ぶ台本を提示されたとしても、それをシッカリと覚えてプレイに挑まなくてはなりません。年齢的に恥ずかしくても、変身ポーズを本気でしなくてはなりません。キャラクターになり切って、すべてを演じきれるというところを徹底しています。

―――競合店が無いに等しいとは言え、貴店の値段設定は強気だと思います。その点で葛藤とかはありませんでしたか?

(M氏)う~ん……そもそも、私自身が風俗で遊んだ経験も無いに等しければ、状況も分からなかったので、相場を知らないといえば知らなかったことも大きいです(笑)ただ、内容的、キャストさんの立場になってみると、見合ったものだと思っています。逆にキャストさんにも、その相場に見合ったサービスの提供を求めますけどね。実際に演劇の指導を受けたりしていますし。

―――だからこそリアルな世界が生まれるのでしょうね。その他に運営で気を付けているところはありますか?

(M氏)キャストさんをやみくもに増やさないことですかね。一度、増え過ぎた時に回収率もそうですけど、サービスも低下したと感じました。だから、本当にお客様に応えられるような子だけを残して、少数精鋭でも“分かる”キャストさんだけで運営していこうと。

今までにないイメクラを突き詰めていきたい

―――今後の展望についてお伺いしたいのですが、10月に姉妹店『敗北の女子プロレス』がオープンします。

(M氏)私はもともと先々のことを考えて計画通りにやれるタイプではなく、見切り発車でなんとかするタイプなので(笑)、10月グランドオープン予定ですが……。選手(キャスト)にはケガをしないように本気で鍛えてもらっていますし、ユーザーさんもこだわりを持って遊ばれるでしょうから、そこに応えられるようにしたいですね。実は本当はリングを設営したいんですよ!だけど、デリヘルでは無理じゃないですか?だから、これは『敗北のヒロイン』でもやりたいことですが、VRとの融合は実現させたいですね。たとえば、変身シーンをVRゴーグルの中の世界で見せて…外すと、そのコスチュームを着たキャストが立っているとか。『敗北の女子プロレス』でしたら、プロジェクターを持ち込んでホテルの部屋の壁にプロレス会場の観客席を映して、歓声も聞こえるようにしたいですし。

―――そこまでいくとプレイというよりもアトラクションですね。

(M氏)今までにないイメクラを突き詰めていきたいんですよ。だから、これまでになかったコラボも実現させたいですね。そして、何よりも『敗北の女子プロレス』に関してはケガをしない、させないということで(ニッコリ)

―――最後に、これからデリヘル開業を目指す方へのアドバイスをお願いします。

(M氏)とにかく格好を付けずに、身の丈に合ったようなミニマムなチャレンジから始めると失敗するリスクは少ないと思います。やってダメだったら、その都度修正していけばいいわけですし。まだまだ勝機がある世界だと思っていますし、たとえ妄想が発端だとしても、いろいろと失敗するかもしれないけど、やりたいと思ったらやった方がいいと思います。ぜひ、チャレンジしてみてください!

―――本日はありがとうございました。

『敗北のスーパーヒロイン』 M氏

営業職、システムエンジニアなどを経て2017年に五反田エリア『敗北のスーパーヒロイン』を開業。新店として『敗北の女子プロレス』をオープンさせる。2023年現在は合計5店舗まで店舗展開をする。「今一番とんがった風俗店」を運営する注目の人物です。

『敗北のスーパーヒロイン』
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