(前回のあらすじ)
現在、埼玉県の大宮・川越エリアで在籍数No.1の素人娘専門デリヘルとして注目を集めている『ラブリップ』を経営する瀧澤氏。19歳でキャバクラの店長となり、その後風俗業界へ。紆余曲折の末に現在の『ラブリップ』に関わり運営するようになりましたが、いきなり多額の赤字を算出してしまったとか。そこからどのように立て直したのか?
前回の記事はこちら【19歳でキャバクラの店長に!】
一番大事なのは……資本力!
―――2ヶ月で700万円の赤字を出したそうですが、今となってその要因は分析できますか?
(瀧澤氏)従業員が15、6人いたのが敗因でしょうね。当時の経営者が「もう辞めたい」と新しい運営会社を探そうとなったのですが、「だったら自分に……」となって、今に至ります。
―――どうやって持ち直したのでしょうか?
(瀧澤氏)まず、女の子を集めるためのルートを作って、自分の知り合いからも後に看板になるようなキャストさんを紹介してもらって、あとはスタッフの頑張りですよね。中にはパンチの効いたキャラのスタッフが媒体さんに前面に出てアピールとかしてくれたので。その露出が話題になって、大手サイトでもエリアで1位に選ばれるようになったんです。
―――ラブリップを始めるにあたって、一番、大事だと思ったことは?
(瀧澤氏)まず、資本力ですよ! お金がある程度揃っていないと無理です。資本勝負でありますよね。
―――ちなみに瀧澤さんの拠点になっている大宮・川越エリアの場合は、おいくらほど必要だと思いますか?
(瀧澤氏)3000(万円)かなぁ……。あくまでも、最低ラインで。
地方と東京の違いを見極めてみると……
―――3000万円というのは川越で、ですよね。それで都内で展開となると……。
(瀧澤氏)倍以上必要だと思いますし、3000万円の資本で都内で成功させたら、その人は天才ですよ。スカウトしたいほどです(笑)。もうデリヘル業界は熟成してしまっているので、よほど目新しい、そして真新しいコンセプトが無いと……つまり、普通のデリヘルを始めるのであればかなりの金額は必要だと思います。
―――そうですよね。逆に予算を少なめとなると今までにないコンセプトが必要だと思います。
(瀧澤氏)でも、それは東京でのことであって、地方で偏ったコンセプトのお店をやっても需要を考えるとリスクしかないんですよね。地方でウケたものを東京へ持ってくるのはありですけど、その逆は難しいですよね。そのバランスを見極められるか? ギャンブル的に変わったものに賭けるよりも、成熟している業種に資本をつぎ込むほうが確実なのではないかとボクは思います。
―――あくまでも地方ではスタンダードを推すと?
(瀧澤氏)そうですね。もちろん性癖は人それぞれですけど、性癖って隠したいものが多いじゃないですか? ユーザーさんの絶対数を考えると、エリアによっては都内よりも少ないわけで。そういう状況であればスタンダード、オーソドックスなものが手堅いのではないかと。ただし、競合他社が多い分、お客様にどのように棲み分けを認識させるか? そこも大事で、ボクの場合はキャストさんのクオリティの高さにこだわりました。
―――なるほど。でも、ハードルが高いかも……。
(瀧澤氏)たしかに。だから、キャストさんの教育が重要になってきますよね。たぶん、初めてデリヘルを開業すると、最初はどうしても女の子本位になってしまいがちです。出勤してもらうために女の子の言うことを何でも聞いてしまう、みたいな。だけど、それでは運営にならないわけで、どこかで逆転するポイントを見つけなくてはいけない。簡単に言ってしまえば、女の子にこちらの言うことを聞いてもらえる立場になることですが、そうなれたら勝ち組の第一歩です。あとは従業員には「電話は丁寧に取れ」ということを徹底しています。
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ラブリップ 瀧澤氏
ナイト産業への参入は19歳でキャバクラの店長を務め、紆余曲折の末に風俗業界へ。某グループ店でデリヘル運営のノウハウを学び、2012年に最初のデリヘル運営を開始。2014年から『大宮・川越ラブリップ』の運営に携わる。都内進出に期待が高まる、注目の業界人です。
【ラブリップ】
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