ラブリップ 瀧澤氏【求む!将来を共有できる人】#3

経営者インタビュー

(前回のあらすじ)
約8年前に埼玉県の川越で『川越ラブリップ』を運営するようになった瀧澤氏。今やエリアで在籍数No.1の素人娘専門デリヘルとして風俗ユーザーの間でおなじみとなっています。ラストとなる今回は、今後の展望や求める人物像などについて語っていただきました。

前回の記事はこちら【一番大事なのは……資本力!

求む! 将来を共有できる人

―――従業員として欲しい人材という像はありますか?

(瀧澤氏)将来を共有できる人、かなぁ。うちは待遇は良いと思うんですよ。当たり前のことですけど、残業手当も深夜手当も家族手当も払っていますし。

―――当たり前とおっしゃっていますが、それができるところが少ないのが、この業界の現実だったりします。

(瀧澤氏)でも、それだとダメですよね。待遇をシッカリして、売り上げを可視化して……。たとえば、売り上げがこれだけあり、プラスがいくらです。そのプラスは皆のボーナスにしましょう。それでも余ったら、将来新しい何かをしましょう、ということです。それは風俗業界でなくてもいいし、たとえば飲食業でもいいんです。そこに投資しましょう! そういう将来を共有できたらいいな~、って思うんです。そのための待遇なんじゃないかな?

―――素晴らしいですね! 瀧澤さんがその他に心掛けていることはありますか?

(瀧澤氏)“背中を見せる”ということです。生き方、仕事への取り組み方を見せるということが重要なんじゃないかな? あとはコミュニケーション能力ですね。デリヘルを運営するにあたって、たとえば大事だけどITに詳しくなくても、いじれなくてもいいんです。そういうのは専門職の人に頼めばいいんですから。それよりもキャストさんが働いている現場なので、そういう対人のコミュニケーション能力を常に磨いておかないと……と思います。それで、今ウチのお店では“カルテ作り”を徹底しています。

―――カルテ?

(瀧澤氏)キャストさんを面接した時に、担当した者に事細かに、その女性の特徴ですとか、タブーなこととかを書かせて。従業員で共有できるところは共有して、いろいろな面でキャストさんとコミュニケーションを図れるようにするためです。ただ、現在、それが徹底的にできているかといえば、そうでないんですけど。現実は厳しいですね(苦笑)。

一番大切なのはあらゆる思いやりだと思う……

―――それでは瀧澤さんの経営理念を教えてください。

(瀧澤氏)思いやり。この一言に尽きます。キャストさん、スタッフ共に相手の気持ちを考えて行動できるようになればOKです。それだけです。シンプルですけど、複雑にする必要も無いし。複雑なことってできないじゃないですか?(笑)一つだけ刺さるワードがあれば十分だと思うので、“思いやり”です。

―――それでは、最後にこれからの展望を教えてください。

(瀧澤氏)やはり、東京で勝負したいですよね。でも……資本云々ではなく、任せられる人がいないのも現状で……。そういう人を育てたいですね。そういう人物の集団にしたいです。ただ……これからデリヘル、風俗業界で一旗上げたいという人に言いたいのは、儲けることを考えれば他に手段はたくさんありますよ。

―――シビアですね(苦笑)。

(瀧澤氏)だって、デリヘルを気軽にやろうと思うのはお金をドブに捨てるのと同じですよ。それでも女の子を扱う自信があって、やる気があればチャンスはあるんじゃないかな? やりがいのある仕事であるのは間違いないですから。

―――今日はありがとうございました。

ラブリップ 瀧澤氏

ナイト産業への参入は19歳でキャバクラの店長を務め、紆余曲折の末に風俗業界へ。某グループ店でデリヘル運営のノウハウを学び、2012年に最初のデリヘル運営を開始。2014年から『大宮・川越ラブリップ』の運営に携わる。都内進出に期待が高まる、注目の業界人です。

【ラブリップ】
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