コロナ渦の今こそ見直そう。店舗とキャストの目指すべき関係性とは?

デリヘルオープン準備

コロナ禍によって業績の悪化した風俗業界も、6月に緊急事態宣言が解除されて以来、徐々に業績回復の兆しが見え始めています。しかし、本調子と呼ぶにはまだほど遠く、どのお店も更なる経営努力が求められています。その経営見直しの一つとして、今までのお店と在籍キャストとの関係を見直してはいかがでしょうか。

従来のお店と在籍キャストとの関係

コロナ禍以前の風俗業界では、どのお店も在籍キャストの不足に悩まされてきました。元来、風俗業界に足を踏み入れた女性は長く勤めるつもりはなく、また1店舗にとどまることも少ない上、長居してしまえば新鮮味がなくなり、かえって常連客に敬遠されてしまいがち。

そのため、店側も新人キャストの募集を常に行い、来店客にとっての「新商品」を提供してきました。その「新商品」の供給が途絶えてしまえば、淘汰されてしまうため、新人キャストの獲得は死活問題。応募女性の気を引くために様々な好待遇を用意してきました。

入店祝い金、日給最低保証、寮完備、個室待機、無料送迎、等々

このような優遇された在籍キャストにとっては、お店との力関係はすっかり逆転してしまうもの。お店側が出勤を「お願い」するのに対して、在籍キャストが出勤を「渋々承諾」するような状態になっていました。

こうなってしまえば、在籍キャストはさらに我を通すようになり、気に入らないスタッフやお客がいたり、出勤を無理強いされたり、給料が満足できるものでなかったりすれば、すぐに退店や移籍を選んでしまいます。在籍キャストを増やすための優遇が、在籍キャストを減らしてしまう悪循環を招いているのです。

目指すべきお店と在籍キャストの関係

元をただせば、お店と在籍キャストとの間に雇用関係はなく、個人事業主同士の外注契約で、完全に対等な関係です。つまり、お店側は在籍キャストに発注がないからといって金銭の保証をする必要はなく、かえって雇用関係があるとみなされてしまうため「外注先事業者のための」待機所を設置する必要もないのです。

個人事業主同士の外注契約をより良いものにするには、お店側がクライアント(風俗業界でいえば来店客)からより多くの注文を受け、外注先(風俗業界でいえば在籍キャスト)に、紹介料を取る見返りとしてより多くの仕事を振り分ければよいのです。

お店側の本来の仕事は、お店や在籍キャストの宣伝をして、お客からより多くの注文をとって在籍キャストに振りわけることで、在籍キャストの機嫌を取ることではないのです。また、在籍キャストの役割は後の再注文に繋がるよう振られた仕事を精一杯こなす事なのです。

まとめ

お店だけでなく、女性キャストたちもコロナ禍によって大打撃を受けたことでしょう。これを機に女性キャストもリピーターや常連客の重要性に気づき、自分の収入を守ろうと本指名の獲得に積極的になっている例もあるようです。その結果、コロナ禍前よりも仕事に熱心になり多く稼げている女性キャストも現れ始めたとのこと。今こそ、お店と在籍キャストのあるべき関係を再確認し、コロナ禍を乗り切っていきましょう