派遣型風俗店の広告費について

デリヘルオープン準備

派遣型風俗店は常に、WEB上やほかの媒体を通じて、利用客数を増やすための集客広告、女性キャストの在籍数を増やすための求人広告を掲載しなければなりません。ソープや店舗型ヘルス店であれば、歓楽街にある無料案内所や建物そのものに掲示された看板を通じて、利用客や他店のキャストから認知度が得られるかもしれませんが、無店舗型である派遣型風俗店では、WEBや他の媒体への露出は欠かすことが出来ません。かといって無計画に集客広告や求人広告を掲載しても、経費がかさむばかりでお店の利益には繋がりません。今回は、派遣型風俗店における集客広告と求人広告の掲載計画について考察していきます。

WEB広告を取り巻く状況

例えばパチンコ店が新装開店した場合、大きな店舗で見た目にも存在感があり、立地も人通りの多い幹線道路沿いや駅前に位置していることも多く、派手な幟や店舗周辺にチラシを配るだけでも大きな集客効果が得られるでしょう。

一方、無店舗型の派遣型風俗店は物理的な存在が人々の目に留まることはなく、WEB上や媒体を通じて広告がされない限り、存在自体、誰にも認知されません。また、WEB上に広告を掲載し頻繁に情報を更新しても、WEB上には多くの情報が溢れており検索エンジン上の掲載順位もすぐに下がってしまいます。

SNSを用いた「囲い込み」のプロモーションも一部導入されていますが、SNSを駆使するにあたっても、ある程度の認知度は必要であり、こういった状況でもWEB上の広告は、必須と言えるでしょう。

1か月あたりの広告費の相場は

派遣型風俗店が1か月に掛ける広告費の相場は、出店エリアによって異なります。風俗店の乱立する東京都心や大阪府の中心街であれば、掲載頻度を高めなければ他のお店に埋没してしまうため相場は上がります。

標準的な広告費の相場は都心部で月に50万円、その他のエリアで30万円前後と言われています。お店の業態によってもかけるべき予算は多少前後するでしょう。例えば、大手風俗グループも手掛ける「ギャル店」や「女子大生」をコンセプトとしたスタンダード店では、需要も多い反面、出店数も多いため、広告予算も高く設定しなければなりません。

一方「SM店」や「熟女店」「ぽっちゃり系」等のニッチな需要を狙ったコンセプトのお店であれば、需要は高くはないものの、低予算の広告費で宣伝効果が得られるでしょう。

集客広告と求人広告のバランスについて

風俗店を新規開業した際には「女性キャスト募集を優先し、広告費のほとんどを求人に使う」お店が多く見受けられます。しかし、他の店舗からの移籍を望んでいる「風俗経験者」の女性は「移転先のお店はどれくらい流行っているか」も判断基準にするため、そのお店の集客広告やホームページも閲覧しています。

せっかく求人広告で集めた女性キャストが、集客広告を絞ったせいで客がつかずお茶を引くようなことがあれば、直ぐに辞められてしまいます。一般的に集客広告と求人広告の予算配分は、6対4と言われています。

また、広告費のバランスを考える上で、集客数を上げたいがため単純に集客広告費を上げるのではなく、求人広告費をより多くかけて質の良い女の子を集め、来店者数を上げるという考え方もあります。費用対効果と広告宣伝の目的とタイミングをよく考え、費用をかけていくべきでしょう。

まとめ

派遣型風俗店を経営するにあたって効果的な広告宣伝を行うには、出店エリアや自店のコンセプト、客数、客層、現在の状況、広告の目的、費用対効果などをよく考え、広告費を集客・求人バランスよく配分していくことが重要です。信用できる広告代理店などと相談しながら決めていくと良いでしょう。