[業界トピックスVol.7]「風俗オフィス.com」代表 M氏 #2 【風俗専門不動産店からみた「成功する経営者像」とは】

業界トピックス

今回の業界トピックスでは、風俗店の出店可能な風俗許諾物件など「風俗専門」の「風俗オフィス.com」代表、M氏にお話を伺います。「風俗専門不動産店」代表からみた「成功する経営者像」とはどのような人物なのでしょうか。

前回の記事はこちら【ごく普通の不動産店から風俗専門店へ】

風俗経営者も不動産屋もやはり人間

―――Mさん、風俗経営者が不動産業者とおつきあいするにあたり気をつけるべき点はありますか

(M氏)不動産屋もやはり人間なので、お客様に対して「え?」っていうことが結構あります。ちょっと畑が違うからわかりづらいかなとは思うのですが、お客さんとラインでやりとりすることがほとんどで、風俗物件って出すのに相当時間がかかる。1件あれば正直これで勝負するという感じです。たまたま2件・3件で出てきて、それを送る。その結果、放置とかされちゃうと「はっ?」となってしまいます。それから何か月か経って「探しているんですけど」と言われても、もう探し始めないですよね。「半年くらい前にこれ送っていますけど」って返信すると、返信もなくなります。多くの不動産業者の方はこのように感じる方が大多数です。私自身も営業マンだった頃はこのような感情はありました。今でこそお客様の気持ちもわかるのでなるべく寄り添うようにはしてますけど、それでも明らかに上から目線で「どんどん物件出して」みたいな感じにされてしまうとお客様の中での優先順位は低くなってしまいますよね。

―――それは、そうなりますよね(笑)

(M氏)どうしても出づらいエリアは、なかなか出ない。探し出すまでの付き合い方ですよね。しつこくない程度に、1ヶ月に1回とか連絡するのもいいかなと思うのですが、おそらく不動産屋は探し始めてもいないので、どうせないだろうなっていうエリアに関しては、リピーターさんを優先しちゃいますよね。やっぱり優先順位はリピーターさん。リピーターさん全部に話を振って、要らないよってなれば待っている、まだ会ったこともないお客さんに紹介する業者さんが多いと思います。。

―――まずは実績を作ってリピーターを目指す?

(M氏)例えば秋葉原で物件を出したいというのであれば、まずは上野や神田の違うエリアで実績を作っていただいて、そこでやりつつ物件が出たらラッキーだという感じで秋葉原を探すっていうのがいいと思います。何月何日までに物件を探さないといけないっていうのは、辞めた方がいいですね。不動産の物件を探すっていうのに重きを置くんでなくて、一緒に探してくれる良いパートナーを見つけるって考えた方が良いと思います。不動産業社としてはプレッシャーですが、こちらとしてはバーチャルオフィス(ワンフロアの事務所物件を数業者で共有使用するシステム)の提案をしてみたりとか、あとは近隣のエリアになりますが、まず開業することを優先しましょうといった提案をしたりしますね。

―――不動産業者選びで注意すべき点はありますか

(M氏)警察に届出を出さなきゃいけないって事を不動産屋が理解していないとまずいですね。さっきのトラブルもそうなのですが、承諾書をちゃんと大家さんが発行しているか分からないところもあるし、ちゃんと風営法の事をわかる人がいいですね。今増えてきましたけど、やっぱりわからないっていう不動産業者が多い。ウチみたいにデリはもちろん、映像送信(ライブチャット)、東京都、デートクラブの承諾書のひな型を持っているところって、なかなかないと思うんですよね。

風俗専門不動産業者から見た「成功する経営者像」とは

―――不動産屋さんから見たら成功する経営者、失敗する経営者とはそのようなイメージですか

(M氏)まず失敗する経営者ですけど、少し金持ちになって、湯水のごとくお金を使っちゃうタイプの人。また、経営者とは言えないかもしれないですが、別に出資者がいる人などは100人いたら1人ぐらいしか成功しないと思います。自分のお金じゃないので、リアルじゃない。そういう人が全部続かないって訳ではなく、出資者が丸投げしていない事が大事。出資者、実質的な経営者が現場に口を出してもいいと思います。ちゃんとそこのところが統治をできていれば、経営としては続くのではないかと思います。

―――成功する経営者像は?

(M氏)成功する人って、とっても腰が低いじゃないですか、経営者は、一瞬一瞬、様々な大きな選択をしなきゃならない大成功している人は特に。だから成功すれば、天狗になってもしょうがないですけど、謙虚さを忘れない人というのは、経営者としていいと思います。経営者は、一瞬一瞬、様々な大きな選択をしなきゃならない。謙虚な人は、その判断がすごく正確で、だからこそ失敗しづらいのかなと思います。あとはちゃんと遊んでいる人です。遊んでいない人もいますが、そういう人って、お金を持っていても成功している人とは言えないかなと。ちゃんと仕事以外にも、プライベートをしっかりするとか。そのようなバランスは非常に重要かと思います。

 

風俗専門不動産業者というニッチな需要を突き詰めたM氏の「不動産屋もやはり人間」という、「人と人とのつながり」を重視する姿勢の現れた台詞が、強く印象に残りました。

「風俗オフィス.com」代表 M氏

プロフィール

出店可能な物件を探している風俗業者の「良きパートナー」として、物件探しの手助けを行う「風俗オフィス.com」の代表を勤める。ごく普通の不動産業からあるきっかけで「風俗業界専門不動産店」へシフト。「バーチャルオフィス」の提案など、顧客のニーズを的確に捉え、新規事業も積極的に展開をしている。コロナ禍においても増収増益を続け、最近3年間で売上高200%以上を達成している。

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