待遇や保証で釣らない。風俗業界のキャスト募集広告で必要な事は?

デリヘルオープン準備

第二波への懸念があるものの、コロナ禍が漸く終息を見せ始め風俗業界へも少しずつ客足が戻り始めています。しかし、お店の方々にお話しを聞かせていただいたところ、お客さまの戻りは感じられる一方で、所属キャストの出勤が減ってしまい多くのビジネスチャンスを取りこぼしている状況だそうです。キャスト達にとっても感染の不安が拭えない状況であり、退店したり出勤を躊躇ったりは仕方のない事ではありますが、このままではいつまでも売り上げの回復は望めません。この機会にキャストの募集方法やお店の運営方法等の見直しをしてはいかがでしょうか。

PCからスマホ対応のホームページへの転換

昨今、キャスト候補となる女の子たちは、全ての情報をスマートフォンから得ています。個人のPC所有率も低く、共用のPCを使用するにしても家庭や昼の職場など、他人の目に入る可能性のある場所で風俗店の情報を検索するのは不可能です。手元のスマートフォンを駆使して、こっそりと閲覧している状況が窺えます。

よって、お客様向けのWEBサイトと同じように、PC向けサイト内のキャスト募集コンテンツを充実させたところで、応募数が増加することはありません。まずモバイル向けWEBサイトを充実させるべきです。

完成前には必ずスマホでチェックを行い、キャスト候補となる女の子にも理解しやすいページを目指しましょう。

給与保証や祝い金によるお店の負担

キャスト数の確保を目指す風俗店は、「日給保証5万円」や「入店祝い金10万円」、「寮完備」などの優遇措置で、新人キャストを集めようとします。しかし、資本の潤沢な大手グループ店はまだしも、コロナ禍によって経営状態の悪い個人経営店にとっては負担が大きく、お店同士が少ないパイを奪い合う構図になれば、保証金額やキャストの取り分も増え、潰し合いとなってしまいます。

またその結果、お店の負担分をプレイ料金に転嫁させざるを得ず、新たな客離れの原因を作ってしまう事になりかねません。キャストの優遇措置については慎重に構え、お店のコンセプトに合ったキャストを戦略的に採用し、お客の需要に見合ったサービスを適正価格で提供することを目指さねばなりません。

見せ方を変える

給与保証や入店祝い金に頼らないキャスト募集の方法を検討しましょう。まず、キャスト候補の女の子たちに「このお店で働いてみたい」と思わせることが肝心です。キャスト募集のモバイル向けWEBサイトには、お店の明るくて清潔な雰囲気や店長やスタッフの良い人柄が伝わるような内容を掲載するように心がけましょう。

ツイッターやブログなどのSNSを駆使して、活字だけでなくイメージ画像や動画をアップするのも有効です。外部の求人サイトを利用する際も、それぞれの利用者の年齢層や、主に初心者向けなのか、他店からの転籍者向けなのか等の特徴をよく分析し、そのサイトに合った内容を掲載するようにしましょう。

広告内容についても他店よりも目立っているか、他店と被っていないかなどをチェックしましょう。同じような内容を数多くのサイトにばら撒くのではなく、サイト数を絞って深堀するのも良い方法かもしれません。

まとめ

コロナ禍の影響で大変な状況ですが、こういう時だからこそ、お店の根本を見直すべきなのかもしれません。在籍キャストの確保は、風俗店経営において最重要課題です。どこのお店も広告経費を削減している今こそ、充実した広告内容で他店と差をつける好機なのかもしれません。