他の事業者と同様、風俗店にとっても「お客様は神様です」までは言えないまでも、利用客の皆さんはお店にお金を支払ってくれ、事業をささえてくれる最も大切な存在です。風俗業界においての「利用客」は、初めてお店を利用頂ける「新規客」と、繰り返し利用頂き特定のキャストを指名頂ける「会員客」のざっくり２種類に分けられ、それぞれ適した接客方法があります。

「新規客」の場合

「新規客」の来店理由は概ね、広告サイトやお店のＨＰを見て、お店のコンセプトが気になった、気に入った女の子がいた、などでしょう。また、お店は新規顧客獲得のために割引サービスを行いますので、それが目的である事もあります。既にお目当てのキャストが決まっている場合はその限りではありませんが、指名なしで来店された場合、その「新規客」が「会員客」として定着するかは、接客を担当したキャストの接客レベルに委ねられます。

ですので「新規客」の接客にはリピート率の高い人気キャストをあてる方が良いと思われますが、人気キャストが偶然そのタイミングで空いている事はまずありません。そのため「新規客」の受付をしたスタッフが相手の好みを聞き出し、好みに合いそうなキャストをつける事が大切です。その一方で、新人や指名客の少ないキャストにも退店を避けるために一定のフリー客を斡旋しなければなりません。

当然、新人や不人気キャストを「新規客」につければ、満足度が得られず「新規客」が「会員客」へ繋がる可能性はより低くなります。そのバランスを見極め「新規客」の満足度を保ちながら新人キャストや不人気キャストの回転率を上げる。受付担当スタッフには、そのような巧みなマッチング能力が必要です。

「会員客」の場合

お店の「会員客」の多くは、お店のファンかキャストのファンです。キャストのファンであれば、お店はお目当てのキャストが多く出勤するよう努めれば満足頂けます。お店のファンであれば、新人の「教育係」をお願いしたり、不人気なキャストを特別価格であてがったりと、お店の融通を聞いて貰える有難いお客さんだと言えるでしょう。

しかし、あまりに度が過ぎれば、信頼関係は崩れ、お店から離れていってしまいます。風俗利用客には「素人感」のある新人キャスト好きが多く存在します。「会員客」には新人キャストの在籍や出勤情報を頻繁に流しプレミア感が出るように心がけましょう。

まとめ