ピンサロにまつわる不思議

フーコム営業マンの業界日誌

前回、「ピンクサロン」いわゆる「ピンサロ」についてお話しました。こちらからご参照ください。

なぜピンサロは儲かるか?

なぜピンサロは儲かるのか?

前回お話しした通り、経営のやり方次第で大きく儲けることのできる「ピンサロ」。その「ピンサロ」には、その業態ならではの経営方針や経営形態が存在します。例えば、お店同士が特定のエリアに密集している、或いは同じ経営者のお店が複数、文字通り隣接しているなど。なぜそこまでお店同士を集中させる必要があるのでしょうか。

なぜ「ピンサロ」は密集しているのか

「ピンサロ」は「キャバクラ」や「ガールズバー」と同じように、「社交飲食営業許可証」を得て営業をしています。つまり「社交飲食営業許可」の得られない場所・地域では開業することができません。学校や病院、住宅地域などを避けて出店しなければならず、おのずと開業可能エリアは限定されます。

さらに、「風俗店」や「ピンサロ」を開業するには、賃貸物件の所有者から許可を得なければならず、開業できる場所がさらに狭まります。これが「ピンサロ」の隣立する最も大きな理由です。営業的な側面からも隣立させる理由があります。これは「風俗店」にも同じことが言えますが、ある程度隣接していた方が「通行人の目にとまる」という事です。

WEB広告が発達し広告効果は半減したといっても街頭への露出は必要です。お店が密集していれば気付かれ易くなるでしょう。また、「ピンサロ」ならではの独特な理由もあります。「ピンサロ」は風俗営業の「届出確認書」を提出していないため、かなりの頻度で警察に摘発され、1か月から2か月、長い時で6か月等の営業停止期間を言い渡されます。その営業停止期間をやり過ごすために、お店を複数出店させて隣立させておくのです。

一方のお店が営業停止中であっても営業可能な店舗が残っていれば、半分であっても営業利益を稼ぐことができ、家賃や従業員・キャストの給与を支払うことができます。最も重要なのは「営業再開後」のキャストの確保です。仕事が無くなってしまえばキャストは辞めてしまい、営業再開後に新たに募集しなければなりません。それを避けるために、営業可能な別店舗でキャストの仕事を確保できるのも大きなポイントです。

なぜ頻繁に摘発されるのか

「ピンサロ」が頻繁に摘発されるのは「社交飲食営業許可」で許容されていない「性的サービス」が提供されているからです。もちろん店側が意図していない、従業員と客が自然の流れで…等の「言い訳」はありますが限りなくグレーな営業内容であるため警察から目をつけられ易いのです。

「サービス内容」以外にも「社交飲食営業許可」に抵触してしまう事もあります。「社交飲食店」には照明の明るさや客席の配列、椅子の敷居の高さなど細かな規定があり、これに違反していれば摘発の対象となります。

「ピンサロ」業界では、摘発が「現行犯」であることが条件なため、いざ警察の「ガサ入れ」が行われる際には、玄関前の「黒服」からの知らせで店内を一気に明るくさせサービスを中断する、或いは普段から「ガサ入れ」の時間稼ぎのための目的不明な「階段」(段差)が店内に備え付けられている、などの噂が囁かれています。

キャストの募集はティッシュ配り

街中でよく散見される「ティッシュ配り」。あれを「風俗店」の宣伝やキャスト募集に利用すれば、社会へ悪影響のある「ピンクチラシ」とみなされてしまい、摘発されてしまいます。しかし、キャバクラやガールズバー等の「社交飲食店」は、「道路使用許可申請」さえしておけば「ティッシュ配り」が出来ます。

「ピンサロ」も「社交飲食店」であるため「ティッシュ配り」が可能であり「キャバクラコンパニオン募集」等と謳ってキャストを募集します。「キャバクラコンパニオン」のつもりで面接に来た女の子を説得して「ピンサロ」に入店させるのです。

店の業態によっては、裸になる必要もなく客からの接触もないお店もあり、女の子側とっても「風俗店」に入店するよりはハードルが低いのかもしれません。来店客の中には「なぜこんなに可愛らしい女の子が?」と感じる方も多いと聞きますが、そういった理由があるからかもしれません。

まとめ

今回は「ピンサロ」に纏わる不思議に触れました。「ピンサロ」は違法なお店も多く存在しています。決して違法行為を推奨いている訳ではありませんが、そういったグレーな部分もある「ピンサロ」について理解してみるのも面白いのではないでしょうか。