「経営者インタビュー」とはデリヘル経営の体験談を、風俗業界の第一線で活躍する経営者の方にインタビューをする企画です。今回は人妻援護会グループ・人妻城グループのフランチャイズを中心に展開するウィングッドグループのK氏です。人妻風俗の最盛期にフランチャイズの店舗展開をし、今も東京を中心に活躍をしてます。デリヘルフランチャイズのメリット、自社ブランドとの違いにも触れて頂きましたので、これからデリヘル開業を検討されてる方は是非参考にしてください
業界入り前は営業職だったり墓石屋だったり…
―――Kさんとは知り合ってから、かれこれ11年ほど経ちますが、それまでの経歴を存じ上げておりません(笑)
(K氏)そうですよね(笑)。私はもともと、20代から、まず石材店……つまり、墓石屋さんで働いていたんです。その後、紆余曲折と縁がありまして、有名なバイクの中古車売買の会社にいたんです。それは、そこが子会社を作って新規事業を立ち上げる時ということになって、そこで営業職として働いてみないかとなりまして。そのような生活を三十代後半まで続けていました。
―――この業界とは全然、関係ないお仕事なので、意外といえば意外です。
(K氏)はい、まったく関係ないですね。私自身もそう思い、驚いています(笑)
―――それが、なぜ今の業界に?
(K氏)38歳の頃ですけど、その新規事業として立ち上げた会社を1年半で辞めてしまって…いろいろ人生の路頭に迷った頃がありまして(苦笑)。四十路を目前にして、いわゆる無職状態になって。恥ずかしいお話ですが、プラプラしていたんです。ただ家族もいましたし、子供もまだ中学生だったこともあって、生活費を稼ぐために何かをしなくてはいけない。それで何をしようかなと迷って、だからといって明確な答えがない。答えがないけど、何でもいいや、とりあえずバイトからでも……と思っているところで今の会社(前フローリッシュグループ)のM氏と出会い、西船橋のお店にドライバーとして入社しました。約10年前です。そしてこれは少し先の話になるのですが、以前働いていた会社の部下も誘ったんですよ。それが今のグループの総括マネージャーになるんですが、M氏も部下も私は人に恵まれたと思います。もちろん今の関わってくれてる人たちもとても大事ですが、この二人がいなかったら今の私はなかったですね。
初めての風俗の仕事は黙々と……
―――ちなみに、その時お仕事は三行広告で見つけたのですか?
(K氏)いえ、ネットですね。検索して出てきたお店に直接電話したんですよ、「雇ってくれませんか?」って……。
―――当時としては業界における求人広告はスポーツ新聞の広告が主流でした。
(K氏)そうみたいですね。何せ、当時はこの業界の常識とかをまったく知りませんでしたから、直接電話をしてみたわけでして(苦笑)
―――だからこそ驚きです。それでドライバーという未知の仕事をされてみてのKさんの感想はいかがでしたか?
(K氏)感想……とにかく初めてで戸惑うことばかりでした。とくに……う~ん……キャストさん……つまり、若い女のコと何を話していいか分からないわけですよ、四十路目前のおじさんとしては(苦笑)。だからとにかく黙って運転して、それこそ黙々と働くだけでした。いかに的確にお客様のもとへ連れていくかを徹底しました。それしかありませんでしたから。といっても、実はドライバーのお仕事も一ヶ月やったかやらないかという状況でして。その時にスタッフに欠員が出たのかな?上司から「夜の内勤をやらないか?」というお話をいただきました。まぁ、何も無くてプラプラしていた身で、他にやりたいことも無かった時ですし、“とりあえず”という感じで内勤になりました。……正直なことを言ってもいいですか?
―――な、なんでしょうか? どうぞ。
(K氏)若干ですけど、内勤のほうが時給が高かったんですよ!
一同 (笑)
(K氏)もうね、安易な考えです。それでドライバーとして入店一ヶ月も経たないで夜番の内勤になりました。主に電話受付ですね、仕事内容は。ここからが私にとっての、この業界での本格的なスタートですね。
現在のK氏の手腕を考えると、若いころからバリバリに業界で働いていたかと思えば、意外にもそうではありませんでした。続く第2話では、Kさんのデリヘル業界におけるフランチャイズの利点についていろいろとお話を伺ってみます。
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