今、密かに人気を得ている“コスプレ店”があります。私の知る限りでは現在同様のコンセプトをウリにしたお店が、関東圏内に2店舗のみ。特に変わったプレイ内容や特殊な性癖、キャストの特異なキャラクターをウリにしたお店ではなく、あくまで単なる“コスプレ店”です。男性からの確実な需要がありながらも、今まで商品化されていなかったお店。これから流行するかもしれません。
意外な人気のコンセプト
密かに人気を得始めた“コスプレ店”…それは、“バニーガール専門店”です。従来の“コスプレ店”でも“バニーちゃん”の衣装は“コスプレ”の1つとして常備されていたかもしれませんが、その「専門店」は存在しませんでした。
“バニーちゃん”と言えば、サパークラブや会員制クラブ、最近ではガールズバー等、飲食店で男性客の接待をする女性の衣装であり、男性なら誰もが“バニーちゃん”の衣装に憧憬を感じ、また“ナース服”や“メイド服”と同様、衣装を纏った女性を“3割増し”で見てしまうものです。つまり、そこに風俗店としての需要があっても何ら不思議はありません。
また店側からしても“セーラー服”や“体操着”は、着るべき女の子の実年齢や容姿をかなり限定してしまいますが、“バニーガール”なら人妻店に在籍すべきキャストさんでも十分魅力的に見え、キャストの採用年齢幅を広げることも可能です。弊社のクライアントさんもお店の調子はたいへん良いそうで、ユーザーからの評判も良好とのことです。
今後の伸びしろについて
“バニーガール”専門店の今後については、大きな需要の伸びはないでしょう。元来、そこまで需要の高いコンセプトでもないですし、これから成功しているお店の真似をして真意開店をしたところで、顧客の食い合いになってしまうばかりで、同じように流行るとは思えません。
寧ろこういった“ニッチな”需要を探し、新しいお店のコンセプトを開発するところに着目すべきと考えます。例えば、飲食店の接待が主戦場であった“バニーちゃん”の衣装に風俗店の需要を見出したように、身近なところに意外なニーズが眠っているかもしれません。
ちなみに“バニーちゃん”で言えば、キャストさん達も面白がってコスプレしてくれるので、キャストさんの求人効果もあり、入店後は自ら進んで衣装を着てくれるとのこと。このように、お店もお客もウィンウィンのコンセプトが、まだまだ発見できるかもしれません。