SNSやウェブメディアが発達した現在、デリバリーヘルスでの開業を目指す読者の皆さんはスマートフォンやパソコンを通じ「開業資金は数千万を要する」「未経験で成功できるほど甘くはない」等、開業へ足を踏み出すのに否定的な情報を多数目にしていることでしょう。当フーコムの記事でも同じような内容を紹介しています。今や「デリバリーヘルスの開業で一攫千金」は絵空事なのでしょうか。
「開業資金300万、損益分岐まで3ヶ月」
これは、ほんの10数年前まで囁かれていた「デリバリーヘルスの開業で一攫千金」を勧める謳い文句です。数年間のサラリーマン生活でも貯金することが可能な300万円もあれば、デリバリーヘルスを開業することができ、開店から3ヶ月で軌道に乗せることが出来るという何とも景気の良いフレーズでした。
現在ほどSNSやウェブが発達しておらず、利用客は夕刊紙や週刊誌、風俗情報誌で情報を集め、入店して初めてその店の善し悪しが判る時代であり、歓楽街にあるお店も数が限られた上、玉石混合の状態でした。
そんな状況下であれば、このフレーズ通りの成功例はあり得たかもしれませんが、その後、店や在籍キャストの評判が簡単にSNSやウェブを通じて拡散されるようになると、不況の煽りもあって利用客の目もシビアになり、大したノウハウや経験値もないまま開業したデリバリーヘルス店の多くは淘汰されてしまいました。今や「開業資金は最低2,000万円、損益分岐まで1年以上」と言われています。
「開業資金は最低2,000万円、損益分岐まで1年以上」は絶対か
全ての新規開業したデリバリーヘルス店が「開業資金は最低2,000万円、損益分岐まで1年以上」であることはないでしょう。2,000万円が用意できなくても、早期に損益分岐を迎える方法はあります。
1.開業前に抱えている在籍キャストがいる、もしくは在籍キャストを確保するための求人ルートを持っている。
2.歓楽街・繁華街から距離のある、郊外での新規出店。
3.ニッチコンセプト
1.に関しては、デリバリーヘルス開業に至るまでの職歴や人脈がモノを言います。例えばホストや風俗店勤務など、在籍キャストを募集できるようなスキルが求められます。読者の皆さんはこれにあたらないと思いますので2.および3.を考慮しましょう。渋谷や新宿、池袋などの歓楽街ではライバル店、人気店も多く広告宣伝費や宣伝費もかさむため開業資金も多く必要であり損益分岐を迎えるにも時間がかかるでしょう。
また、郊外店といってもエリアの選定は慎重に考えなければなりません。利用客の見込める、在籍キャストも確保可能なエリアを選びましょう。3.に関してこそ、経営者の腕の見せ所です。大規模店や大衆の需要を捉えた人気店は採算が取れないため手を出さないようなニッチな需要を確実に捉える事が出来れば、独り勝ち出来ます。
「自分が利用客ならこんな店で遊びたい」「AVにあったこんなプレイには需要があるのでは」等、風俗好きな利用客の心理をうまく捉え「なんだこの店!?」と思わせることが出来れば、口コミだけで利用客は増えていくでしょう。
まとめ
風俗業界が厳しくなったとはいえ「デリバリーヘルスの開業」にはまだまだ夢があります。少ない開業資金でもアイデア次第で大きな収益を上げる事も可能です。「開店エリアの選択×利用客の需要を捉えたニッチなコンセプト」をポイントに、成功を目指して下さい。