「ソープランド」への参入は可能か

フーコム営業マンの業界日誌

「ソープランド」は最も長い歴史を持つ「風俗」の業態であり、中でも東京・吉原は全国一の知名度を誇ります。利用客にとっても一度は試してみたい「風俗の聖地」としてネットでの検索率も高く、風俗嬢への転職を希望する女性にとっても「風俗=吉原」の印象が強く風俗未経験の入店希望者も多いそうです。コロナ禍によって様々な影響を受けている風俗業界ですが、「ソープランド」は安定した業績を上げているとも聞きます。そんな老舗店の多い「ソープランド」へ新規参入することは可能なのでしょうか。

「ソープランド」の出店は可能か

このコラムでも度々触れていますが「ソープランド」は特殊営業区域の一部を除き、新規出店が出来ません。仮に新規出店可能な特殊営業区域内であっても出店可能な敷地は残っていません。つまり「ソープランド」の新規出店は実質不可能であり、出店を目指す場合、現存するお店の営業権を買収するか貸借するしかありません。営業権の売買額は2億円とも3億円とも言われ、多くの場合、月百万円から2百万円を支払い営業権の貸借をすることになります。

また、「ソープランド」を経営していくには営業権の貸借料の他、スタッフ等に支払う人件費、広告宣伝費、「デリバリーヘルス」ではかからない水道光熱費など、維持費がかさみます。さらに、特殊営業区域、所謂「ソープ街」には他の業態ではありえない「営業組合」が存在し、今でこそ力は弱まったようですが派手な宣伝活動や「掟破り」をすると注意を受ける慣習もあったようです。

「ソープランド」の経営は「デリバリーヘルス」等の他の業態より新規参入への敷居が高いと言えるでしょう。

ここ数年でソープ業界に参入した「デリバリーヘルス」経営者たち

それでも近年「デリバリーヘルス」での経営実績を元に「ソープランド」への参入に成功する経営者が増えています。その成功の理由は、従来の「ソープランド」には無かった経営戦力を持っている点です。

「デリバリーヘルス」で培ったWEBでのプロモーション、若く秀麗な容姿で顔出し可能な在籍キャストの募集方法、自店でのプロフィール画像撮影・修正手法などを駆使し、経営をしていきます。歴史ある「ソープ街」としての知名度と安定して来店の見込める固定客の維持に加え、現代の風俗利用の需要に沿った経営手法を取り入れることが出来るのであれば、成功が見込めるでしょう。

新しい業態の「カジュアルソープ」

「ソープランド」の醍醐味と言えば「マットプレイ」という声も当然ありますが、「マットプレイ」には在籍キャストの技術が不可欠であり、時間も金額もかさむため料金も高止まりします。そこで登場したのが「マットプレイ」を省いた「カジュアルソープ」です。

この「カジュアルソープ」によって「デリバリーヘルス」からの転籍などを含む在籍キャストの技術指導の手間が省け、料金も従来の「ソープランド」より低く設定することが可能になり、若年層の利用や一人あたり利用回数の増加も見込めるようになりました。

まとめ

現代の風俗需要に沿った経営戦力を持つ「デリバリーヘルス」経営者など、新たな経営者たちの参入によって「ソープランド業界」も変わりつつあります。「デリバリーヘルス」等の「ヘルスサービス」以上に摘発のリスクが高く、営業経費も高額ではありますが「デリバリーヘルス」成功の暁には「ソープランド」への参入も検討されてはいかがでしょうか。