デリバリーヘルス経営者が頭を悩ませるのは、女性キャストの募集、集客のための宣伝、男性客への性的なサービスの提供のための業務だけではありません。それは、デリバリーヘルスを運営するための男性スタッフの確保・育成です。
風俗業界における深刻な人材不足
まず大きな要因の一つは、深刻な人材不足です。どのような業界でも人材不足は深刻ですが、風俗業界も例外ではありません。利益を上げているお店が2店舗目を他のエリアへ出店しようと思っても、人材不足で店を任せられるだけの人材が育たず出店が出来ない状況です。
安易に行われる独立・出店
業界未経験の人間が、デリベリーヘルスの出店を容易だと考えている事も問題の一つです。せっかく時間をかけて後継の人材を育てても、スタッフ自身が「自分で出店した方が儲かる」と考え、独立・出店をしてしまうのです。
店の運営に関わることで出来た女性キャストとの繋がりを利用して、引き抜きを行い独立・出店をしてしまうのは、風俗業界ではもちろん御法度とされ、大きなトラブルを発生させます。
しかし、それを覚悟のうえで独立を目論む人間が多く、お店の右腕となるべき人材育成の障壁となっています。
風俗業界の人材の質
現在は風俗業界もより健全になったと言われてはいますが、モラルや理性に欠ける人間も度々入店してきます。店のお金や女性キャストに手を出す人間も未だに多く存在するので、採用の際には注意が必要です。
対応策はそういった人間を雇わないように注意を払う事と、そういった事案が発生した場合の罰則などを予め伝え、徹底する事です。処法の一つとして有能な女性キャストが風俗嬢を離れる際に、社員として採用しているお店もあります。
キャストとして有能だった女性は内勤業務でもしっかりと働いてくれることが多いようです。
まとめ
女性キャストを社員として採用する場合は、その女性キャスト目当ての来客数が減る事、同性同士がスタッフとキャストとなる事でキャストのストレスが増す場合がある事(キャストの虚偽の欠勤理由が女性スタッフには通じない事など)を考慮する。
他にも従業員の採用・育成には注意すべき点が多々あります。経験を積んでいくしか方法は無いのかもしれません。