(前回のあらすじ)
今や都内を代表するブロンドデリヘル『渋谷ロメオ』を運営するK氏。業界歴は15年とのことですが、業界入り前は拘束されることをヨシとせずに、フリーターとしていくつかの職を経験。そして、そのバイト先で出会ったお客さんに誘われて業界入りとなりましたが……。
前回の記事はこちら【拘束がイヤで正社員になることを断固拒否!?】
「この業界って、これが普通なの?」って…
―――前回は業界入り前の話がメインでしたが……。
(K氏)すみません、長くなって(笑)
―――いえいえ(笑)しかし、風俗に全く興味が無く、知識も無くての業界入りとなり、それまでやっていた仕事を考えると違和感があったと思います。
(K氏)そうですね、「この業界って、これが普通なの?」ということが何度もありました。たとえば、勤務時間がオープンからクローズまでの二十時間近い通しだったり(苦笑)
―――本来、拘束されることがイヤで正社員にならなかっただけにキツかったのでは?
(K氏)そうですね(笑)いろいろなことに「それが普通?」って、そう思いつつも、知らない世界なもんで……。それに面白いなと思って。いや、でも、過酷だな~って思いながら今に至っています(笑)
―――ちなみに、そのお店はどんな感じだったんですか?
(K氏)パイパン専門店で、これがかなりウケていたんですよ。コンセプトとしては当時そこだけだったので、需要が合ったんでしょうね。だからこそ忙しかったんですけどね。
―――忙しい分、かなり給料が良かったのでは?
(K氏)それが固定給だったんですよ(笑)
―――今のお店に関わるようになったのは?
(K氏)その最初のお店を辞めてから、なんだかんだで、いくつかの有名グループでお仕事をさせていただきまして。8年前のことなんですけど、実はこの業界から足を洗おうと思っていたんです。それで、いろいろとお世話になった方たちに挨拶をしにいっていたら、ある方から『渋谷ロメオ』の創業者になる人を紹介されまして。最初は軽くお手伝いという話だったんですけど……現在に至ると(笑)
夢の国でもスマホが手放せません!
―――現在、『渋谷ロメオ』はワンオペで運営されているとのことですが……。
(K氏)最初はもう一人スタッフがいたんですけど…ある日、来なくなってしまって。まぁ業界あるあるです。もう、そこから一人ですよ。ですから、デリバリーにして今5年目ですが、それ以前のホテヘル時代にはいつでも受付にいましたからね(笑)
―――たしかに、あの受付に行くとKさんがいつでもいました(笑)さて、お店を一人で運営することの苦労は?
(K氏)ホテヘルから今のデリヘルに変える時に、システムも変えたんですね、料金やメンバー特典も含めて。で、やりやすいようにしたつもりなんですけど…結局は自分の生活が全て仕事時間なんですよね、一人だと。プライベートが無くなりました(笑)電話とネットがつながれば、どこでも仕事ができますからね、幸か不幸か。電話がつながればなんとかなってしまうのはメリットですけど……プライベート的にはどうなのかと(笑)
―――一人で運営されている方は御家族で旅行されていても、旅先でお客さんの対応する方がいますからね(笑)
(K氏)自分も浦安の夢の国まで電話を転送したことがあります(笑)困るのは温泉旅行ですね。お風呂に入っている時って、当然スマホは近くに無いわけで。ドキドキがハンパじゃないんです、チャンスロスをするのではないかって。「今、お客様から電話がかかってきたらどうしよう?」みたいな感じで……。
―――でも、逆にプラスに考えると、電話さえ通じればどこでも仕事ができるということでもあります。
(K氏)たしかに。しかし、事務所で「キャストさんを売り込む」という作業をしっかりしないと電話が鳴らなくなりますし。だから結局、事務所にカンヅメ状態になってしまうんですよね。機会を逃すという、そういう後悔もしたくないし……という感じです。
紆余曲折の末にKさんが『渋谷ロメオ』を運営するようになったのは三十代になりたての8年前のことでした。次回は“外国人デリヘル”を運営するうえのでの苦労話や、理念などを伺います。どうぞお楽しみに。
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渋谷ロメオ K氏
振り替え一切無し。安心して遊べる渋谷の外国人デリヘルとして根強い人気を誇り、ファンも多い『渋谷ロメオ』を8年前より運営。あらゆる業務を一人でこなし、ワンオペで人気の老舗外国人デリヘルを仕切っている。人気の秘密は“正直な運営”ということで、今後も誰もが安心して遊ぶことができる店づくりを目指す。
【渋谷ロメオ】
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