元大手デリヘルグループ幹部のデリヘル開業のストーリー!♯3

デリヘルオープン準備

大手風俗グループ幹部を独立し、独自店舗を開業したEさん。(過去の記事はこちら)新規店舗を立ち上げ3ヵ月が経ちました。今回は3ヶ月を経過しての状況と新たな問題点を書いていきたいと思います。これから開業される方、現在開業をして同じ位の時期の方は、是非参考にして頂きたいと思います。

アベレージ(平均接客数)と利益は?

風俗業界での“アベレージ”とは、平均接客数を指しますが、Aさんの立ち上げた新規店舗は、1日のアベレージが11.7本(!)。立ち上げ3ヶ月のお店の標準的なアベレージは、23本であるのと比べれば、驚異の数字と言えるでしょう。

お店の実利益は客単価あたり平均7,000円ほどとのことなので、7,000×111.7×30日で、おおよそ250万円の粗利が出ていることになります。これも驚くべき数字です。しかし、Aさん曰く「まだまだこんな数字では、恥ずかしくてあまり人に言えません」。Aさんの見据えている目標はもっと高いようです。

実際の手元に残るお金で言えば、知人のつてで入店したキャストさんの紹介料や営業開始前に入店した店舗スタッフ等の人件費の諸経費と、Aさん自身の生活費を除くとほぼゼロに近いそうです。しかしながら、立ち上げ3ヶ月で赤字を回避していること自体が物凄いことです。ここまでの業績を上げるのには、並大抵の努力ではできません。Aさんについて言えば、この3ヵ月間休みなしの120時間労働だそうです。

今後の課題点とは?

順風満帆に見えるAさんのお店にも課題点はあります。問い合わせ数に対して、キャスト数の確保が追い付かず、接客の取りこぼしが多い。お店のお客さんへの認知度は上がってきていますが、キャスト候補となる女の子達に知られるまでには至っていないようです。

紹介や同業他社など、人を介して入店してもらうと紹介料もかかります。自力でキャストを集められるよう、さらに宣伝広告に力を入れていかなければなりません。また、今年の内に営業店舗をもう1店舗増やし、年末商戦で更なる売上アップを図りたいそうです。

スタッフも1人増員し、営業体制の強化を図る。無店舗型のデリヘルのメリットは新しいお店がすぐに開店可能なことです。拠点事務所を管轄する警察所へ出向き届け出確認書の店名追加申請を行い、新規店舗番号を所得しさえすれば、新しい屋号、つまり新規店舗が開店できます。あとは店舗独自のホームページと電話番号を作成さえすれば、すぐにでも営業を開始できます。

まとめ

年末年始の繁忙期を過ぎて、風俗業界の閑散期である2月を迎える頃が、ちょうどAさんが独立開業をして半年くらいです。閑散期には、どのお店も売り上げが落ちキャスト達も次から次へと所属店舗を異動する時期です。閑散期にはスタッフ不足も深刻化します。キャスト募集の難しさは多く議論してきましたが、実は、良いキャストを集めるより良いスタッフを集める方がはるかに難しいのです。3ヶ月後にはこのような荒波が待ち構えていますが、今はまだ、毎日コツコツと1本でも多く電話を鳴らし、1人でも多くキャストを集め、11本の接客を大事にしていくしかありません。これから開業される方は、ぜひ参考にしてみてください。