元大手デリヘルグループ幹部のデリヘル開業のストーリー!♯2

デリヘルオープン準備

拠点事務所とお店のコンセプトを決め、新規オープンに向けて準備をしていく過程で「自分の考えたお店のコンセプトがエリアの特性に合っているか?」「既に似たようなコンセプトのお店が同じエリアにどれくらいあるか?」「価格帯の設定は該当エリアの相場にマッチしているか?」「利用コースの時間設定は、ショートが中心か、ロングが好まれるのか?」等、様々な懸念が生まれました。それらを解消すべく、該当エリアで営業をするお店の方に面会し、それらの疑問をぶつけ、解消することができました。そしていざお店のオープンを迎えることになります。

以前紹介した方(詳しくはこちらの記事で紹介してます)

在籍数1人。コール数20本

オープンして最初の月、ホームページ立ち上げの打ち合わせもスムーズに終わり、キャスト・スタッフ募集の広告も掲載され始めました。早速、スタッフ1人を採用でき、キャスト実質1名での営業開始です。まずはお客さまからの問い合わせを1件でも多く受ける事、なるべく多く電話を鳴らすことを目指しました。

キャストが1名だけでは、電話が鳴ってもオーダーを受け付けられないのではないかと思われがちですが、そこは卵が先か鶏が先か。お客さんがいない状態でキャストが入店してもすぐに辞めてしまうと考え、なるべく多くの人の目に触れ、多くの問い合わせが来るよう努めました。その結果、オープンして数日で、一日の問い合わせ数がグロスで20本、平均10本を超えたそうです。

このコール数は新規オープンのお店としては驚くべき数字。キャスト1名では断ることも多くなってしまいますが、新規入店するキャストにとっては願ってもないこと。入店してすぐに稼ぐことが出来るのです。これだけの問い合わせ数を確保することが出来れば、入店希望の女の子への対応も自信をもってできますし、場合によってはキャスト確保の大きな武器となるキャストへの賃金保証も可能になるでしょう。それにより、全ての風俗店の永遠の課題である、安定したキャスト数の確保も可能となるかもしれません。

開業して全く電話の鳴らない、問い合わせのないお店と何が違うか?

・ホームページの質

→平均的な製作費をかけたホームページで、大きな差異はありません。

・在籍数

1人のみでプロフィール写真は数枚。他の新規店より劣るかもしれません。

・広告費

→総額25万円位。集客をメインにしています。

と、この辺りはさほど他店と変わりません。出店エリアの客層や客の嗜好に合わせ、ライバル店をどのように上回っていくかを十分に考慮することが重要なのです。「なんとなく人妻店」「流行っているから、アロマエステ店」など、安易な考えでは通用しない業界です。新規開店をお考えの皆さんには、ご注意いただきたい点です。

まとめ

業界歴15年を経て独立開業を目指したAさん。前回紹介した同エリアの同業者(前回記事参考)からのアドバイスも参考に、お店のコンセプトや適正な価格を設定。さらに、近隣の類似したコンセプトを持つお店を徹底調査し、ライバル店を上回るキャストへのバック金額を導入しました。また、問い合わせ数・ひいてはお店の知名度を上げることによりキャストが入店後すぐに稼げる環境を整え、新規キャストへの最低保証もできるようになりました。Aさんの今後を、不定期に記事にしていきたいと思います。どこまで売り上げを伸ばすのか。本人は、フランチャイズ展開をして、在籍していた大手グループに肩を並べたいとおっしゃっていました。そうなるよう、我々フーコムもお手伝いをしていきます。