一般企業化する現代の風俗業界。昔のイメージとの違いとは?

デリヘルオープン準備

風俗店と聞くとやはり「『怖い人達』が経営している」というイメージが現在でも少なからずあると思います。実際、風俗店は繁華街・歓楽街に位置することが多く、周辺には「怖そうな人達」も多く歩いています。関係性を疑ってしまうのも無理はありません。暴対法や風営法が施行され「風俗業界はクリーンになった」と言われてますが、実際はどうなのか?今回は現代の風俗業界のイメージ、昔のイメージとの違いをご紹介。

風営法施行前・後の違い

風営法施行前の繁華街・歓楽街のイメージと言えば、街角にある電柱や電話ボックスの壁を覆うように張られた「風俗チラシ」、街中に立てられた「捨て看板」ではないでしょうか。これらの看板は多くの通行人が行き交う昼間でも撤去されることはなく、子供たちの目にも容易に触れてしまうものでした。また、これらはもちろん許可・認可を得て貼られたものではなく、違法行為であったことに間違いありません。このような違法行為には必ず「怖い人達」が絡んできます。すなわち、風営法施行以前のこのような違法行為が黙認された時勢には、広く宣伝広告をしたい風俗店と違法広告を実行するあるいは黙認させる「怖い人達」とのつながりは、あったと言わざるを得ません。しかしながら、風営法施行後の現在では、風俗店の営業は所在地の所轄警察署への届出が必須となり、看板等も届出確認書が無いと掲示できなくなりました。また、無店舗型の業態(デリヘル)が主流となって、風俗店の宣伝広告もネットが中心となったこともあり、「風俗チラシ」や「捨て看板」の需要も減少したため「怖い人達」との繋がりは全くなくなりました。また、暴対法が整備されたこともその一助となっています。

実際に働いてる人はどんな人たちか?

昔と違いクリーンになった風俗業界。仕事中も必ずスーツで出社し、有給休暇を使い家族との団欒を楽しんだり、社会保険も完備している環境で働いている方達も増えています。風俗店も、一般企業のように福利厚生が整っている「会社経営」のお店が増えてきたのです。ただこのような商売、やはり血の気の多い、もしくは多かった人が起業したり働いたりするケースも多いです。暴力団のような方はいなくても、普通のサラリーマンのような見た目の方ばかりではありません。ただユーザーに対してもちょっと強面の方が「この店で何かしたら怖い人が出てくるのかな?」なんて思って、事前に本番強要などの悪さをしないように抑止力になる場合もあるそうです。暴力はもちろんよくないですが、見た目で相手を威嚇できるくらいの強面の方がお店に一人くらいいても良いかもしれませんね。

まとめ


デリヘル開業希望者とお会いする度、未だに「反社会グループへ毎月お金を払わないとダメなのでしょうか?」と言われることがあります。もうそのような習慣はありませんのでご安心ください。もし万が一そのような方たちとトラブルになっても、警察に行けばきちんと対応してくれます。所轄に届出確認書を申請し、国が定めた規則に従い経営していれば、余計な心配はせず開業できる時代になったと言えるでしょう