これからデリヘルを開業しようとしている方にとって、まず直面する現実があります。
それは、「しばらくの間、自分自身がスタッフの役割も担わなければお店は回らない」ということです。
オペレーター、受付、サイト更新、面接対応、女の子のフォロー……。
開業直後の店舗では、これらの業務を誰かに任せる余裕はまだありません。
将来的にスタッフを雇い、育てていきたいと考えていたとしても、まず自分自身が業務の全体像を把握していなければ、人に教えることも任せることもできません。
この記事では、そんな開業前や開業初期の経営者のために、**「デリヘルスタッフの一日」**を時系列で整理し、さらに日々の業務では見落としがちな、女の子とのコミュニケーションの重要性についてもお伝えしていきます。

この記事の目次
◆ 営業時間:10:00〜22:00の場合
09:30 〜 出勤・開店準備
- 前日までに入ったポータルサイトやホームページ、メール、LINEからの当日の予約の確認。
- キャストの出勤確認(体調確認を含む)
- 掲載媒体(自社サイト・ポータルサイト)の内容チェックと更新
- 待機所の清掃(朝だけではなく気がついたら待機所を見に行き常にきれいな状態を保つようにしましょう。)
- キャスト出勤(早番の女の子が出勤してきます。)
10:00 〜 営業開始
- 電話対応(新規予約・問い合わせ・リピーター対応)
- 予約状況に応じた送迎手配(ドライバーとの連携、ドライバーがいない場合は自ら女の子を送迎)
- 女の子の待機状況や次の予定の確認
- 連絡手段(LINE、SNS)のチェックと返信
午前中 〜 昼過ぎ
- SNSやサイトのリアルタイム更新(写メ日記、イベント情報など)
- リピーター向けDM作成、メールマガジン配信
- ドライバーとの業務連携、交通状況の把握
- 指名状況の分析と提案(新規指名・フリーからの指名転換)
昼食をとれるのは、予約の合間
- 電話が鳴るタイミングを見ながら、軽く食事をとる
- 合間で備品の発注や領収書の整理など、地味な事務作業もここでこなす
午後〜夕方
- 女の子の入れ替わりがある時間帯(出勤・退勤)
- クレームやトラブル対応が入る可能性も(利用時間の誤解・道案内ミスなど)
- 退勤する女の子に次回出勤の確認
夕方〜閉店前
◆ 不定期で発生する重要な業務
開業後しばらくすると、次のような業務も自分でこなす必要が出てきます。
- キャストの面接対応(主に夜や空き時間に設定。ただし最優先で対応するべき業務なので、他の予定をずらせるなら、**面接を優先してください。**優秀な子ほどすぐに別の店に決まってしまいます)
- 宣材写真撮影(撮影スタジオに行くor自分で撮影)
- プロフィール作成(キャッチコピー・紹介文の執筆)
- 広告代理店との打ち合わせ(ポータル掲載内容の見直しや改善)
- 備品補充・書類整理などの雑務
- 女の子との雑談
◆ 女の子との雑談こそ、最高の売り出し戦略になる
女の子との雑談を不定期な業務の中で重要視しています。忙しい日などは、「いってらっしゃい。」、「おかえりなさい。」、「今日の精算いくらです。」しか話さない日もあります。仕方のないことですが、だめな日です。キャストとのコミュニケーションこそ最高の店作りだと考えています。そして面接時にキャストの売り出し方をすべて決めようとするのは、実は失敗の元です。
なぜなら、初対面の男性スタッフ相手に、本音で自分を語れる女の子は少ないからです。未経験の子であれば、なおさらです。
本当に大事なのは、入店後の何気ない雑談の中にあります。
「最近ハマってる食べ物は?」
「お客さんに褒められて嬉しかったことある?」
「実はS気質なのにMっぽく見られがち?」
そういった会話の中で、プロフィールのキャッチコピーにできるヒントや、その子の“本当の魅力”が見えてくることがあります。
たとえばこんなコピーが生まれるかもしれません:
- 「見た目は清楚、中身は変態。ギャップ萌え必至」
- 「M男を甘やかしちゃう、お姉さん系現る!」
- 「責めるより攻められたい…そんな彼女の本音、知りたくない?」
また、こうしたやり取りを通して、女の子との信頼関係も育ちます。
「この人、ちゃんと私を見てくれてる」
「困ったときに相談できる相手がいる」
と思ってもらえたとき、女の子の定着率も、やる気も、パフォーマンスもすべて向上していきます。
◆ まとめ:一日を“流れ”で見ることから、経営の土台が始まる
開業直後のデリヘル経営者にとって、「スタッフとしての一日をどう過ごすか」を把握することは、売上を作る以上に重要な基礎づくりです。
女の子の出勤管理、受付対応、送迎、撮影や面接、そして雑談まで──。一つひとつは地味な作業かもしれませんが、これらがうまく噛み合って回り始めたとき、初めて「店」としての形が見えてきます。
そして何より大切なのは、「どの仕事が最優先か」を知り、「何にどれだけの時間がかかるのか」を感覚ではなく“流れ”で理解すること。
その流れの中に、女の子との信頼関係を築く時間や、自分自身が休息する余白も含めて設計できるようになることが、長く続く経営への第一歩です。