いまだにメンズエステの出店は後を絶ちません。
メンズエステと聞いて思い浮かぶのはマンション型のお店ではないでしょうか。
そういったお店には届出を出していない違法のお店も多く存在します。
近年ではデリヘルの届出確認書をとって出張型のメンズエステに切り替えるお店も出てきました。
メンズエステと聞くと、比較的新しいサービスだと思う人も多いようですが、その歴史は約30年近く続いている性的サービスです。
正確な年数が分からないのでなんとも言えませんが30年近いと聞くと、意外と長いんだなという印象ではないでしょうか。
どうして新しく感じるのかというと、メンズエステ(メンエス)と呼ばれるようになったのがここ8年くらいで、大きく流行り出したのも最近だからでしょう。
ですが最近では出店数の増加と比例して摘発店も多く出ているのが現状です。
今回はいまだに根強い人気のメンエス。その今後の見通しについてお話したいと思います。
この記事の目次
マンション型メンズエステは違法店だらけ
よく知られているマンション型のメンズエステ(風俗エステ)のほとんどが違法営業をしていると言われています。
風俗営業の許可を取らずに無許可で性的サービスを行っているということです。
美容のリラクゼーションエステでも際どい部分をマッサージされることもあるので受け取り方によっては少しエッチなサービスだと思い、グレーゾーンに感じる人も多いかと思います。
男性の局部に触らず、抜きの無いのがリラクゼーションエステで、抜きがあるのが風俗エステだと考えて良いでしょう。
無許可物件はコストも安く済み、面倒な手続きがいりません。
「バレなければいいや」という感じでやってしまう人が多いそうです。
違法店が多い理由
届出を出せば違法ではないのに、どうして届出をを出さずに出店するのか。
それは風営法の内容によるものです。
届出を出さないお店が増えた理由としては、風俗店の営業ができる地域が限られているという所にあります。
よく耳にするかと思いますが、特に店舗型のソープランドなどの実店舗を必要とするお店の新規出店がかなり難しいという点です。
そしてメンズエステも同じ実店舗を必要とするお店ですから、新しくお店をオープンするということはかなりハードルが高くなっています。
こういった理由から届け出を出さずに開業し、摘発されてしまうのです。
メンズエステ自体は違法なのか
ではそもそもメンズエステは自体は違法なのかどうかについてお話ししたいと思います。
結論から言うとメンズエステは違法ではありません。
どうして摘発されるのかというと風営法の届出を出していないからです。
つまり届出を出してさえいれば違法ではないということ。
ですが、届出を出していないお店が多いのも事実です。
「メンズエステ」と言っても今話している性的サービスのあるメンズエステと、一般的な美容に関するサービスが受けられるメンズエステの2種類があります。
ですので、性的サービスのあるメンズエステを利用したいと思って「メンズエステ」とだけ検索しても美容のお店が出てきます。
風俗営業の届出を出さずに一般的なメンズエステを装って、性的サービスを行っている店が摘発の対象です。
冒頭で少し触れましたが、デリヘルの届出確認書をとって出張型のメンズエステに切り替えるお店「ホームページ上は風俗店ではありません」として、実際はデリヘルだったりするもの。
風営法では提供するサービス内容だけではなく、出店する地域も限られているので風俗営業の許可が取れない禁止地域で営業している事も摘発の対象となります。
違法で摘発される場合
メンズエステを経営していて摘発される場合は
- 無許可でメンズエステ(風俗エステ)を営業していた。
- 禁止地域でメンズエステ(風俗エステ)を営業していた
この2点が主な理由になります。
届出を出していれば違法にはならないのに、出していないから違法とされるのです。
警察は疑わしいと思われるお店に潜入捜査をし、実際に違法なサービスを行っていないかどうかを調べ、決定的な証拠を確認してから摘発します。
ちなみにですが、美容のメンズエステででセラピストが独断で違法な性的サービスを行っていたという場合も。
その場合でもセラピストが独断で行っていたことを証明できなければ逮捕されるのは経営者になります。
摘発されたら
摘発されたらお店は営業停止となり、経営者は風営法違反容疑で逮捕されます。
最も重いと「2年以下の懲役または200万円以下の罰金またはこれの併科」となっており、協同経営社や従業員が一緒に逮捕される場合もあって、罰を受けるのは経営者だけでは済みません。
セラピストが逮捕される事は少ないのですが、逮捕されるケースももちろんあります。
お客様にいたっては逮捕されることはほぼありませんが、事情聴取される可能性は高いです。
メンズエステは儲かるのか
メンズエステはもちろん稼ぎやすい業態ではあります。
稼ぎやすい理由としては
- 初期投資金額が比較的少ない
- ランニングコストが低い
- 客単価が高い
これらが理由として挙げられます。
ですので経営に踏み込みやすく、客単価が高いことから儲かるイメージも強いというわけなのです。
メンズエステの今後の見通し
無許可営業店が多く、新店舗オープンが後を絶たないメンズエステですが今後どうなっていくのでしょうか。
デリヘルの届出確認書をとって出張型のメンエスに切り替えるお店も出てきた事は先ほどもお話ししました。
ホームページ上では風俗店ではありませんとしてますが実際はデリヘルで、ユーザーは「風俗じゃないメンエスで性的サービスができた!」と思っていますが、実際にはデリヘルの届出をとった合法?なお店となっています。
ですが、メンズエステはワンルームマンションでの遊びの方がユーザーの人気もあるので、いまだにルーム型のメンズエステ(無許可店)は出店しているというのが現状です。
今後の見通しとしては、そう遠くない未来に大掛かりな摘発がされてしまうことでしょう。