廃れる風俗店の特徴とは?

フーコム営業マンの業界日誌

風俗業界に限ったことではありませんが、好調な売り上げと順調な経営状況に胡座をかき経営努力を怠ってしまえば、お客様の嗜好の変化やトレンドを見失い、果ては廃業へと追い込まれてしまいます。現在の風俗業界は参入障壁の低いデリバリーヘルスが主流となっており、新店が続々と現れ、入れ替わりも激しくなっています。そのような状況下、一度は業界を席巻した老舗の風俗店が廃れてしまう理由はどこにあるのでしょうか。

新人キャストの確保ができなくなる

風俗店にとって常に新しいキャストを揃える事は、売上を保つ為に重要なことです。老舗風俗店が新人キャストを獲得できなくなる理由は、新人キャストの獲得方法の変化についていけていないからです。該当の風俗店が全盛の頃は、ホスト遊びで散財してしまった女性を狙い「ホスト紹介雑誌」に求人募集広告を掲載していました。

その後、歓楽街の街頭に無料で置かれるフリーペーパーへの求人掲載が一般的となり、携帯電話の普及と共に「携帯サイト」で「夜のバイト」が検索されるようになりました。「携帯サイト」が「スマートフォン向けサイト」へと移行して今に至りますが、一方で広告業者やお店自身へのアクセスを経ないSNSを通じた情報もお店選びに利用されるようになりました。

このような変化に対応出来なければ、新たなキャストを獲得出来なくなり、新たなキャストを獲得出来なければお店は新鮮味を失い、お客様が離れていくのです。一時代を築いた老舗店であっても廃業を迎えてしまう負のスパイラルに陥ってしまいます。

内部分裂

順調な経営状況なだけに、それを支えてきた優秀な店長や管理職が自らの力を信じ結託して独立開業をしてしまうケースもあります。稀に、業界ではご法度とされている現役キャストごと引き連れて独立開業してしまう事さえあります。こうなれば従業員とキャストの両方の主力を一気に失い、老舗であっても経営が傾きかねません。

急遽オーナー自ら営業の立て直しを図っても、既に店の業務は独立した店長らが行っていた場合も多く、簡単ではありません。また、経営陣の内部分裂のようなネガティブな情報ほどSNS等で拡散され、より早く世間に広まるものです。世間の風評を取り戻すのも時間と労力を要します。

このような従業員の独立開業、社内の内部分裂の原因のほとんどはお金です。風俗業は現金商売であるため店長から末端のアルバイトスタッフに至るまで、お店がどれだけのお金を日々稼いでいるのか、具体的に把握してしまいます。内情を知り過ぎた店長や従業員達は、日々の業務が忙しく、手取りの月給がそれに見合わない、さらに売れっ子の在籍キャストもオーナー以上に現場スタッフを信頼してくれていると思うようになれば、独立開業に魅力を感じてしまう事でしょう。

過去の成功に縛られる

老舗だからこそ成功した営業手法をいつまでも継続してしまう。例えば、HPや来店客へのキャスト紹介時に見せるパネル(在籍写真)の加工法。かつては実際の写真を色白・細身・小顔・目鼻立ちクッキリに修正し、薄くモザイクをかける等の加工をして掲出されていました。

しかし、実際対面した時のキャストの容姿と差が有り過ぎ「パネルマジック」等と揶揄され、あまり使用されなくなりました。それでも一部の老舗店では継続して使用されている例もあるようです。かつての成功に固執し、新たな営業手法やトレンドを取り入れることを怠れば、お店自体が廃れていくことでしょう。

まとめ

風俗業界では流れに乗ってしまえば上昇ははやく、一度下降してしまえば流れを変えることは難しいと言われています。「5年に1度は改革をしなければならない、怠った店は衰退する」。これは、ある成功している風俗店オーナーさんの言葉です。大胆な改革を行いつつ地道な努力も惜しまない。これこそ風俗店の長期的な繁栄を導く方法なのかもしれません。