(前回のあらすじ)
現在、『上野人妻城』、『錦糸町人妻城』、『東京上野援護会』、『秋葉原人妻城』といった人妻風俗店のフランチャイズに加えて、独自ブランドの『月経仮面』を手掛けるKさん。営業職などを経て、ドライバーから業界キャリアをスタートさせた彼にとって、フランチャイズのメリットとは?
前回の記事はこちら【業界入り前は営業職だったり墓石屋だったり…】
フランチャイズの利点はブランド力に頼れること
―――Kさんがフローリッシュグループに入店された当時の状況はいかがでしたか?
(K氏)まず、私がいたグループは西船橋、千葉、松戸、錦糸町、小岩、上野、北千住といったエリアでお店を展開していまして、フランチャイズ、独自ブランドを含めると17、8店舗あったのではないでしょうか。それを6つの営業所で運営していました。
―――それは、かなりの多さですね。当時、業績が一番良かったエリアはどこでしたか?
(K氏)おそらく千葉中央エリアですね。当時は都心がデリヘル飽和状態になって、衰退しはじめた頃でしたけど、私が内勤を始めた頃の担当店舗は忙しかったです。
―――Kさんが業界入りした10年前となると、いろいろなデリヘルがあったと思います。そのデリヘルですが、大まかに分けると、まずフランチャイズ。そして、直で営業をするオリジナルブランドの2つの選択肢があります。フランチャイズで行うメリットは?
(K氏)私の場合は入った会社がもともとフランチャイズでしたから、そこの流れ…つまりそこでこの業界の仕来りなどを覚え、今に至っているので……実はどちらが良い、メリットがあるとは申し上げられません。ただフランチャイズの良いと思うところは、本体のブランド力があって、そこにお客様との信頼関係も築かれているというところですね。
スタート地点の違いこそが勝利への近道!?
―――たとえば、『人妻援護会』というブランド力で集客も見込めると?
(K氏)私が入った当時はそうですね。勢いがありましたから。ただ現在は、どこのブランドもフランチャイズだからといって運営は簡単ではなくなっていますけど。
―――そうなんですよね。今、デリヘルを立ち上げて失敗するパターンに多いのは、キャストさんを供給できない。ようやく在籍数が増えたかと思うと電話が鳴らずに稼げないから辞めてしまう……というスパイラルに陥ることです。
(K氏)たしかに。だけど、フランチャイズですと、まったくのオリジナルのブランドとスタート地点は違ってくるわけです。フランチャイズの場合はオープン時にお客様からすると、「あのブランドの〇〇店がオープンした!」と目につきますよね? 誘導性という点では、そこは大きいです。そして、働く側の女性からしても「あのブランドの〇〇店だったら、大きなグループのお店だし安心かな」という気持ちもあるでしょうから、キャストさんの確保にもつながります。その点はブランド力は絶対的に大きいですよね。
―――今後、Kさんは『人妻援護会』などの既存のブランドを増やすのか? それとも後程、お話を伺わせていただく『月経仮面』のような独自ブランドを増やすのか? どちらを狙っていますか?
(K氏)欲張りですけど、両方狙っていますよ。フランチャイズ、オリジナルのどちらにも旨味がありますから。たとえばフランチャイズの店にしても、自分で立ち上げたオリジナルの店にしても同じだけの愛着がありますから。だからこそ、どのお店ももっともっと有名にしていきたいと思っています。それはご利用していただいているお客様のためでもあり、弊社で働く人のためでもありますから……。
と、第2話ではK氏にフランチャイズでデリヘルを運営するメリットについて大いに語っていただきました。たしかにゼロからのスタートよりもブランド力を借りた方が、デリヘル運営初心者にとっては安心かもしれませんね。とても参考になるお話でした。いよいよラストになる次回では、アノお店の立ち上げ秘話についてお話を伺う予定です。
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