近年増加傾向にあるデリヘルの振替店。振替店はなぜ増えているのか?

フーコム営業マンの業界日誌

デリバリーヘルス店を利用しようとお店のHPにアクセスし、掲載された容姿端麗な在籍キャストの画像を見ながら様々な想像を膨らませ、いざ高い料金を支払って呼んでみたら全くの別人が来た…。このような経験をされた方は、数多くいらっしゃることでしょう。こういったお店は、いわゆる「振替店」です。実在しない在籍キャストの画像をあたかも在籍するようお店のHPに掲載し、オーダーが入ると全くの別人を派遣する。昨今、風俗業界で横行し問題視されています。なぜこのような「振替店」が増えているのか。今回はこちらについて論じます。

振替店の営業実態とは?

なぜ「振替行為」をするのか。答えは簡単、以下のメリットがあるからです

・在籍キャストの容姿をより高く装うことが出来る。
・在籍キャスト数が少なくても架空の画像で在籍数を水増しし、大型店のように装うことができる。
・手っ取り早く稼ぐことが出来る。

振替店の経営サイクルの特徴として、とにかくオーダーの電話が鳴りそうな、より魅力的な架空の在籍キャスト画像を掲載し、鳴った電話は必ず受注する。そして、指名されたキャストに全く関係なく、空いているキャストを順々に派遣していく。リピーターや常連客・固定客を見込まず、新規客だけで収益を早急に確保し、悪評が広まったら即座にお店をクローズさせ、また新たな屋号でお店をオープンさせる。これが「振替店」の常套手段です。

振替店最大のデメリット

「振替店」を経営すれば簡単に儲かるのではないか、と感じた方もいるでしょう。しかし、この「振替店」は、風俗業界において、業界衰退の一因となり得る問題であると憂慮され、業界からの締め出しが図られています。例えば某大手風俗情報サイトでも画像の盗用(架空の女性やネットで拾った女性の画像を在籍キャストのプロフィール画像として掲載する)が判明した場合、即刻、掲載が中止されます。

また、場合によっては同じ届出確認書に掲載されている別の屋号を持つ店舗も掲載が中止されます。つまり、該当する経営者が運営するいかなる店舗もその風俗情報サイトへの掲載が出来なくなります。デリヘル店は、WEB媒体に広告が掲載されなければ集客はできません。風俗情報サイトへの掲載中止は、閉店を意味します。

それでも新たにデリヘル経営を始めるならば、新たな共同経営者や経営委託者を定め、新たに拠点事務所を構える必要があります。しかも、SNS等の普及により新規経営するお店が「振替店」を経営していたオーナーによる新店舗であると知られない保証はどこにもありません。

まとめ

今現在でも首都圏や大都市以外の地方では、相当数の「振替店」が存在しています。しかしながら、それらのお店もどんどん締め付けが厳しくなっているようです。元々風俗業界自体が世間的にはグレーな業界であるため、「振替店」自体が法的に違法であるかはわかりません。しかし、同業者や業界自体から疎まれるお店を経営したところで肩身の狭い思いをするだけです。正々堂々、風俗業界で成功を目指すなら「振替店」を経営すべきではありません。