最近のデリヘル開業者の傾向について

デリヘルオープン準備


昔は風俗業界は「アングラ」というイメージが強く、特に歌舞伎町などは危険な街、怖いイメージのある街として知られていました。

その時代には暴力団との関わりも少なくなかったと言われています。

しかし、近年では風俗業界のイメージが大きく変化してきましたよね。

今では昔と比べてクリーンなイメージが強まり、風俗業界も一般的な企業と同様に法律や規制に則った営業を行うことが求められています。

このような変化に伴い、デリヘルを含む風俗業界における開業者の傾向も変化してきています。

今回は風俗産業の今と昔を遡りながら最近のデリヘル開業者の傾向についてお話ししていきます。

昔の風俗業界

昭和時代の風俗業界は暴力団の影響が強く、しばしば「しのぎ」と呼ばれる暴力団の活動資金として機能していました。

なのでブラックやアングラなんていうイメージが強いのでしょう。

働く男性スタッフは法律を無視して長時間労働させられることも珍しくありませんでした。

一般の人々も繁華街に行けば男性はキャッチに、女性はスカウトに付きまとわれるという状況で、風俗業界は怖いイメージがどんどん広がっていくという状況だったのはあまり遠い昔のことではないので容易に想像できるでしょう。

しかし、平成時代に入り暴力団対策法の施行や風営法の強化、さらには各都道府県の条例により、暴力団排除が積極的に進められました。

これにより風俗業界もクリーンな方向へと変化していき、同時に労働基準法の適用も強化され、男性スタッフの労働環境が改善される一方で、業界全体のイメージも良い方向へと変わっていったのが近年の傾向です。

では、もっと昔へ遡ってみましょう。

遊郭から見る風俗産業の変化

今で言う風俗店のようなものが出来る前は夜這いが盛んに行われていたそうです。

鎌倉時代からは国の収入管理のため、古くから存在した遊郭が微税の対象となり、国家の統制下に置かれるようになりました。

室町時代には足利氏が傾城局(けいせいのつぼね)と呼ばれる役所を設立し、遊郭を完全に政府が管理する体制へと移行します。

これが江戸時代の性風俗が盛んな時代に繋がっていく流れです。

もっと昔は風俗嬢の社会認識も良かった

ここで風俗嬢の社会的認識についても触れていきます。

近代以降、西洋のキリスト教の影響により、性に対する考え方がより保守的になりました。

以前の江戸時代では、男女の関係はより自由で、婚前交渉も一般的でした。初体験の平均年齢は15歳から16歳ほどと言われています。

花魁はアイドル的存在

花魁は庶民が到底、手を出すことができない存在でした。

それは例えお金のあった豪商、大名、殿様だとしてもあまり変わりません。

なぜなら、お金があったとしてもすぐに行為に及ぶなんてことはまず無いからです。

一晩相手をしてもらう金額が数十万円で、しかもそれを3回は行為無しで通わないと認められないんだとか。

なので行為にありつけるまでに数百万円はかかったと言われています。

しかも、花魁の機嫌次第では簡単に振られてしまうというからたまったものじゃありません。

でも、だからこそ価値が上がっていき、そうまでしても一夜を共にしたいとその時代の豪商達がお金を出していたのです。

ですが、花魁の生い立ちは壮絶なもの。

家族の為にその身を売られ、借金を抱えてやりたくもない仕事を強制的にさせらてて自由も無し。

こういった生い立ちは周知の事実です。

なので性風俗で働いているという差別的な目よりも「家族の為に自分を犠牲にして頑張った女性」という認識が強く、世間の目は暖かかったと言われています。

戦時中

第二次世界大戦中、兵士たちのストレスを和らげるために慰安所が設けられました。

慰安婦と呼ばれた女性たちは、若い兵士たちの相手をし性的なサービスを提供していたのはご存じでしょう。

慰安婦というと奴隷のようなイメージを持つかもしれませんが、慰安婦という言い方は尊敬の念がこもった呼び方だったと言われています。

慰安所は基地の近くにあり、若い兵士たちの性欲のはけ口として働いていました。

慰安婦と呼ばれた彼女たちはお給料も高く、若く鍛えられた兵士たちと過ごすことができ、人気がありったそうです。

昔の話なので所説あり、どれが本当かというのはあいまいな部分もありますが

慰安所では本番行為が行われることもありコンドームの使用が義務付けられ、妊娠の心配は少なかったと言われています。

厳しい環境に置かれた兵士たちのストレスを発散させて、レイプなどの事件が発生しないようにと設けられたお仕事だったので差別的な意味の言葉ではなく必要な仕事としての認知もあったそうです。

近年の風俗業界参入者

風俗業界は平成時代に入ってから暴力団排除や規制強化により、クリーンな業界へと変貌していきました。

店舗の増設やフランチャイズ展開により、風俗店は一般企業と同様の組織として成長しましたよね。

今や大手グループは企業化し、労働基準法をしっかりと遵守しています。

週休二日制や社会保険などの福利厚生も整備され、風俗業界の労働環境は向上しています。

どの業界でもそうですが、しっかりしていないとSNS等に書き込まれ、摘発されたりという時代ですのでしっかりせざるを得ないということも背景としてあるでしょう。

近年はデリヘル店の開業者増加が目立つ

このブログでも何度もお話ししていますが、近年の風俗業界をいえばデリヘル店の急増でしょう。

デリヘルは風俗業の形態で言えば比較的その歴史は浅い方で約20年くらいです。

改正風営法の施行により、店舗型風俗店の規制が強化されました。

これによって法律の規制が比較的緩い無店舗型風俗のデリヘルが急速に増加したというわけです。

こうやってだんだんと風俗業界も変化を遂げていきました。

SNSの活用をうまく利用できる経営者が良い

近年は風俗業界でもSNSの活用は必要不可欠です。

どの業界でも自社のインスタグラム・X(旧Twitter)・ブログ・YouTubeチャンネル・ティックトックアカウントを作成して運営しています。

これらはもはや若者だけのカルムチーではなく、企業ですら必須となっていますよね。

ホームページを見て判断するだけではなく、その企業のSNSを見てどんなことをしているのかを判断します。

風俗業界ではキャストの日記や呟きがお店の盛況感を出すのにも繋がって、新規顧客の獲得にも繋がります。

フランチャイズで経営を始める人も多数

風俗業界ではフランチャイズ化をして自身のお店のブランド力の向上と事業拡大をする事業者が増えています。

これはどちらにもメリットのある事業形態です。

風俗業界未経験でいきなり経営をするよりも、有名店の傘下に入ってそのノウハウを教えてもらい、

比較的、費用も安くオープンできるので楽に開業できるのがメリットでしょう。

風俗業界のフランチャイズについては以下の記事で詳しく見ることができるので、読んでみてください。

まとめ

昔はどこか昔やんちゃしてました!みたいな人が多かったのに比べ、最近は高学歴だったり、真面目なインテリ風な方の開業も増えました。開業する人の層が増えるのは母数が増えるので業界的にはいい事と言えます。ただ女性を扱う仕事なので女性に慣れてるというのは非常に重要な点だと思います。その点は良く考えて開業しましょう