お店を繁盛させるにはどうしたらいいのか。
開業する時や営業中はそのことを常に考え、経営していますよね。
風俗店の場合は
- 豊富な資金
- しっかりとしたコンセプト
- キャストの確保
- 宣伝広告
簡単に言うとこの4つが重要です。
ですが、他にも大切なことがあります。
経営が立ち行かなくなった場合の事を考えたことはありますか?
そんなことは考えたくもありませんが、それを先回りして考えることはお店を繁盛させる上でけっこう大切だったりするのです。
「何事も真似をするところから」とはよく言ったもので、全然違うジャンルですが、例えばダンス。
これは先駆者からテクニックを学び、真似をして、それを繰り返して自分のモノにしていきますよね。
これは何にでも、ビジネスにも言えることで、成功するにはその成功したケースを学んで真似することが成功の近道なんです。
そして、それはみんな意識せずともやっているんですよね。
ただ、明らかにコンセプトやホームページのデザインが同じだとかするのはただのパクリです。
そうではなく、成功に至るまでの道筋や考え方を学んで参考にしながらインプット、アウトプットを繰り返し、自らの成功ルートを作っていく。これが必要なのです。
では、かつて繁盛し一世を風靡したお店は何故衰退したのか。
これを考える、知るということは「そうならないようにどうすればいいのか」「そうなったらどうしたらいいのか?」ということを事前に考えられ、それによってリスク回避ができ、安定した経営状態を保つことに繋がります。
今回は一世を風靡した繁盛店が衰退する理由と繁盛し、安定した経営状態を維持する為にはどうしたらいいのか?ということについてお話ししていきます。
この記事の目次
繁盛店の売上
では、繁盛店の売り上げは実際に幾らくらいになるのか。
これはもちろんお店の形態によって違います。
例えば高級店と大衆店では同じ金額を売り上げてたとしても、どちらも儲かっているとは言えませんよね。
そして
➀「売上=お客様から頂いた金額」と考えるのか、
②「売上=お客様から頂いた金額からキャストの給料などを引いた金額」で考えるのかで変わってきます。
➀の「売上=お客様から頂いた金額」と考えるとして、デリヘルの繁盛店だと月に5000万円~6000万円位までいきます。
コロナ渦の風俗業界
繁盛店が衰退する理由はいくつか考えられますが、近年で言うと主な理由は2020年からのコロナの影響でしょう。
ネットニュースでも読んだことがあるかもしれませんが、経営難に陥った風俗店のスタッフの態度が悪くなり、キャストに対して暴言を吐いたり、給料の未払い、しまいにはキャストの顔を地面に叩きつけるという事態まであったとか。
どんな理由でもあってはならないことです。
ですがそれくらいのことが起きてしまうほどに、経営が落ち込んでしまったお店も多かったのです。
このようにコロナ渦の風俗業界は、デメリットの方がもちろん多くあったのですが、コロナでも逆にライブチャット業界などは盛り上がりを見せ急成長したように、衰退した事業ばかりではありません。
非接触が必須となっていたので在宅ワーク、リモート、宅配サービスがより定着していきましたよね。
配信する女性も、利用するお客も一気に増えたのです。
コロナ渦でも業界に良い影響があった?
以前のブログにも書いてあるのですが、プラスの要素があるとするならば以下のこれらが想定されていました。
- 職を失った女性が風俗業界へ流入があり、キャストの在籍数と質が伸びる。
- ライト風俗の業績が伸びる(オナクラなど身体接触が少ない形態)
- 密になりにくいデリヘルの需要が伸びる。
- 不人気店が淘汰され、風俗営業可能物件が出回る。
- ライブチャット需要が急増する。
実際にはライブチャットの需要はかなり流行し、急激に伸びましたが2023年現在のアフターコロナとなった今ではそれもストップ。
新しい施策が必要となっています。コロナ渦で急増したライブチャット需要。今後の見通しは?
また、その他の予想されたプラス要素も実際ところはそう上手くはいきませんでした。
繫盛店が衰退する理由
コロナでダメージを負ったのは風俗業界だけではありませんが、対人が制限される中で直接触れ合うことが必須の風俗業界への影響は売上が激減したお店も多く、その影響は大きかったと言えます。
ですが、中には売上がそんなに変わらなかったお店や給料が減らなかったキャストも居ますし、もちろん生き残っているお店も存在しています。
それはどうしてなのか。
コロナ渦で売上があまり変わらなかったお店やキャスト
本当に困らなかったのか、若干疑わしいような気もしますよね。
全く変わらないというわけはありませんが、実際にそこまで困るほどではなかったお店やキャストもあるんです。
キャストの給料事情に関しては正直、本人の器量によるものが大きいです。
コロナになる前までのお客様への献身的な接客がコロナ後に返ってきたということでしょう。
お店については衰退する理由として、有名店などは大きく展開している分、コロナでマイナスの出費(人件費、家賃等)がかさみ弱体化したと言えます。
それでもなんとかマイナス覚悟でキャストに保証を払い、出勤確保して会員を手放さなかったグループ店は今も当時の勢いを保持しています。
弱体化し、撤退していったお店はコロナで風俗業に見切りをつけたというのもあるかもしれませんが、衰退したところとそうでないところで二極化しました。
安定した経営状態を維持する為に
冒頭でお話ししたこの4つ
- 豊富な資金
- しっかりとしたコンセプト
- キャストの確保
- 宣伝広告
これをしっかりと準備するのはもちろんなのですが、これだけではありません。
新規で利用してくれたお客様に「リピートしてもらう」「常連になってもらう」これが重要です。
常に流れるように新規のお客様が入ってくれればいいのですが、新規利用客を獲得するには宣伝が常に必要となります。
ですが、宣伝広告費が無限に沸いてくるわけではないので厳しいでしょう。
風俗のサイトに掲載するのだって毎月費用がかかりますし、目に付きやすい部分に掲載されるにはそれなりの金額を支払う必要があります。
今はあまりお金をかけなくてもSNS等を利用すれば簡単に宣伝できるのは確か。
ですが、それだけで新規獲得が半永久的にできるというわけではありません。
そして例えば、コロナのような予想できない事態が起きた時。
新規客ばかりでは客足は途絶えてしまします。
ですが先ほど例に出したキャストやお店の話のように、普段からしっかりとお客様への対応をしていてリピートしてもらえていれば、信頼関係ができているので何かあっても利用してくれるお客様はいるでしょう。
簡単に言うとお店のファンを獲得するということですね。
これを忘れないように経営方針を考えていくことはとても大切なのです。