アフターコロナの風俗事情

デリヘルオープン準備

2023年現在、世の中はウィズコロナからアフターコロナ時代へとシフトしています。

連日あった「今日の陽性者は〇〇人」という報道や人付き合いの制限、出掛けることへの規制などが今では嘘のようです。

休日に街に出てみると、ショッピングモールなどはコロナ前と同じくらい賑わっていました。

ホテルも飲食店も混雑し、大手飲食店の株価も急激に伸びています。

ほぼ完全にコロナ前に戻ったと言っても良いでしょう。

コロナのことを気にする言葉を発する人も見られません。

このように色々な所でアフターコロナの恩恵が得られている一方、風俗業界はそうでもないのです。

この記事ではアフターコロナの風俗事情とこれからについてお届けします。

コロナ真っ只中の風俗業界

コロナ真っ只中、ウィズコロナの頃は風俗業界に限らずどの企業も経営が困難で辛い状況が続きました。

相次ぐ閉店や倒産、この先どうするのか。

先が見えずに不安な日々が続きました。

ウィズコロナの時代に企業が求められた働き方は「従業員の安全性を確保した環境で業務を継続できる体制の確立」です。

その中でできたものが、今は当たり前になってきた「リモート会議」や「在宅勤務」という人と人が直接会わずに仕事ができる働き方。

買い物ですらネットショッピングが更に充実し、出前の利用なども需要が増す一方でした。

それで動かせる仕事ならいいのですが、風俗はそうもいきません。

そもそも風俗は人と人が接触しなげれば成り立たないサービスですよね。

リモートも在宅も不可能です。

多くの風俗店で売り上げが激減し、風俗業界にとってコロナウィルスの感染拡大は致命的なものでした。

最もコロナ被害を受けた職業

コロナ渦で様々な職業が差別を受けていたのを覚えているでしょうか。

政府の緊急事態宣言を受け、東京都がナイトクラブなどと共に「個室付浴場業に係る公衆浴場」ソープランドにも休業を要請しました。

ですが、経営難で話題になったのは「水商売」キャバ嬢やホステス、ホストなどだけです。

経営難どころかコロナの感染拡大の元凶とでも言わんばかりの批判が起こっていましたよね。

こういった水商売系の仕事に関してのニュースは多く取り上げられていましたが、風俗業界についてはニュースに取り上げられることはありませんでした。

あったのかもしれませんが私は見ていないかと思います。

風俗業界のことはニュースに取り上げられませんでしたが、ネットでは風俗差別の酷い書き込みが多かったのです。

「絶対に感染するのに行くはずがない。」「今風俗行くってコロナになりたいの?」「風俗とか怖すぎる」など風俗業界の事情も何も知らないような人たちが言いたい放題でした。

確かにコロナ感染が怖く感じ、怯えていたとさえ言える状況だったのでわざわざ人と濃厚に接触するサービスを受けようとは思わないでしょう。

そういった風評被害も合わせて、実際には風俗業界がコロナの影響を最も受けた職業、業界と言っても過言ではありません。

実際に吉原では3割ものお店が閉店したそうです。

風俗嬢の収入はかつての10分の1に激減。

風俗業界で生きる人たちも生活ができないほどに切迫していました。

アフターコロナの風俗業界

これまでに話したようにコロナ渦での風俗業界はとても苦しい状況でした。

そしてここからは、今のアフターコロナ時代の風俗業界についてお話します。

コロナ渦で風俗業界は「店舗型」から無店舗型、個人売春が増えてきました。

コロナ前からその流れはあったのですがコロナが流行してからその勢いが増し、今のアフターコロナ時代で更に加速するのではないかとも言われています。

コロナで増えたのが世の中のグローバル化です。

ネットワーク技術は勢いを増すばかり。

友達作り、恋人との出会いすらマッチングアプリやインスタグラム、ツイッターなどSNSのDMで探すような時代になりました。

そういったことからも自力で生き残ろうとした女性による個人売春が急増し、まだその勢いは止まっていません。

実際に顔は全部出さずともセクシーな写真をSNSにアップし、お客を獲得するというのは難しい話ではないのです。

あまり宣伝せずともDMに連絡が来たりするといいます。

また、出会い系アプリに登録すればかなり早くパパ活ができるので稼げない時期には活用した女性が多いという実情がありました。

コロナで強い差別もあった為に風俗嬢の仕事が減って「個人でやってしまった方がお金になる」といった具合です。

もちろん、今はお客様も戻って来てはいます。

ですが飲食業界やホテル業などのようにアフターコロナの恩恵を受けられているとは言えません。

これからの風俗業界

コロナ前、コロナ渦、アフターコロナ。

そしてこれからのアフターコロナ時代の風俗業界はどうなっていくのでしょうか。

最後にこらからの風俗業界についてお話ししたいと思います。

先ほどまでに話した通り、ネットワーク技術の進化によって出会いがアプリやSNSを通したものになっているなど、人との関わりが変化してきている時代です。

ここまで暗い話ばかりになってしまっていますが、今も風俗産業の市場は拡大しています。

そして格段に増えてきているのが「デリヘル」です。

増えてきているデリヘル店

デリヘル店がどうして増えてきているのかというと、主に2つの理由があげられます。

1つ目は比較的開業しやすい業種ということ。

2つ目は需要が強い、上がっているという点です。

デリヘルはたしかに他の業種と比べると開業しやすい業種ではあります。

最近では法律もあって店舗型の風俗店がオープンしにくいということもありますが

フランチャイズ制度をしているグループで開業すればそのノウハウや看板を元に開業できますし、店舗型の風俗店と違ってあまり大きな物件を借りなくても始められるというのも開業しやすい理由の1つでしょう。

事務所はバーチャルオフィスを利用することも可能です。

無店舗で開業できるというのはかなりのメリットじゃないでしょうか。

さらにお客様目線で言うと、デリヘルは店舗型の風俗店よりも気軽に利用できるという点も大きいのです。

外国人向けのサービスが必要?

これからはもっと外国人向けのサービスの展開、新しい施策が必要になってくるでしょう。

何度も言いますが風俗業界はアフターコロナの恩恵を受けてはいません。

そして個人売春やチャットレディなどの急増もあります。

今や新しい施策が求められているのです。

ありきたりなコンセプトでは利益が上がりにくい?

先ほど、アフターコロナの恩恵を受けられていないがデリヘルの需要は高く、開業する人も増えているという話をしました。

それに伴い、今ではありきたりなコンセプトでは売り上げを上げにくいというのも事実です。

「超絶美女」「人妻」「芸能人」「上品」「清楚」「激安店」・・・よく見られるコンセプトですよね。

もうそういったお店は多数あるのと、有名店がやはり上位にいるので新しく参入するには狭き門というわけです。

なのでいかに他と差別化できるかがカギとなってくるのではないでしょうか。

そして今ではネットで自分の細かい趣向に合ったお店が探しやすくなっています。

ニッチな趣向に焦点を当てたり、気軽に利用しやすい機能性を考える、他では味わえない体験、非日常感などの新しい施策が必要です。

まとめ

今はインバウンドの経済効果もあり、ほとんど完全にコロナ前の状態に戻ったと言えます。ですがコロナの流行をきっかけに時代がどんどん変わってきているので日本に昔からある風俗業界もこれを機に大きく変わっていくべき時かもしれません。