外国人の女のコはプロ意識高し！

―――『渋谷ロメオ』はキャストさんが外国人ということで、そのメリットやデメリットをお伺いしたいのですが……。

（Ｋ氏）当然、出身国によって考え方は違いますよね。当店のキャストは、基本的にお客様とのコミュニケーションが取れる程度の日本語は話せます。だけど、このお店に関わって一番最初に叩き込まれたのは、「子供と話すようにジックリ話す」ということです。時には甘えさせることも大切で、ということですが……。

―――日本人のキャストさんと比べて、決定的な違いはありますか？

（Ｋ氏）全員が全員とは言いませんけど、仕事に対しては頑固というか。“コレ”って自分で決めたら譲らないですよね。それがたとえ「お店のシステムだから」といっても、「いや、私は違うと思う」と断固拒否します。

―――なるほど。それはたとえば、どんな面ですか？

（Ｋ氏）衛生面に関することは厳しいですね。たとえば…外国のポルノ映画を見ていると、けっこう激しいじゃないですか？

―――お客様は、プレイもそうなると想像してしまいます。

（Ｋ氏）そうですよね。だけど、ディープキスはしないですし、絶対にゴムフェラ。キャストによってはタッチさせない子もいて……。というのは、「私はサービスをする側だから」という、仕事をする人としてのプライドですよね。「私はお客様からの責めは受けてはいけない」というポリシーというか。そこが頑固に映ってしまうかもしれませんが、当店のお客様には“外国人女性から責められる”というシチュエーションを楽しんでいただければと思います。

―――国が違えばスタイルも違ってくるということですね。

（Ｋ氏）そうですね。あとは、これはあくまでも自分の個人的な感想ですけど、日本人の女のコに比べるとメンタルが強いですよね。自分主導だからでしょうか、いわゆる病むということがないんです。そして、飛ばない！それどころか無断欠勤も無くて、仕事意識が高いのでしょう。そういった点では、キャスト管理はラクといえばラクです。

―――では、困ることは無いと？

（Ｋ氏）う～ん……出身国によるんですけど、日本の冬が寒くて自国へ帰られてしまうことかなぁ……。

これからも嘘はつかないフェイクしない！

―――ある意味で外国人、ブロンドデリヘルってニッチな世界じゃないですか？キャストさんを集めるのが大変だと思いますが？

（Ｋ氏）そこに関して言えば、キャストからの紹介が多いです。外国人同士の横のつながりとでもいうのかな。そして時々、お店の公式サイトの募集欄からの応募もあります。

―――経営理念はありますか？

（Ｋ氏）当店のホームページでも謳っていますが、振り替えは一切しません。ですから、経営理念は騙し無し！嘘をつかない、フェイクはしない、です。そして女のコのために、ですね。目標を持って入店してきたキャストさんであれば全力でサポートするし、彼女たちが稼げるように、ということを第一に考えます。お金も大事ですけど、お金メインでものを考えるのは、ボクはちょっと違うと思うし。人が好きなんですよね。だから、働くキャストさんのために、という考えです。

―――これからデリヘルを開業したい方へのメッセージは？

（Ｋ氏）自分みたいに全部一人でやるのであれば、自分の好きなようにできていいかと思います。だけど、自分だけでやるという覚悟は必要です。でも、一人は自由がきいていいですよね。それが一番だと思えば、一人をおすすめします。あとはキャストさん……女のコの覚悟をどのように受け止めるか。そういう覚悟も大事です。これも「すべては女のコのために」という考え方からですよね。キャストさんがいてこそのお店ですから。そして、すべてはお客様のために、という考え方を常に持っていないといけません。やはり、お客様がいてこその仕事ですからね！

―――ここまでＫさんのお話を伺ってスゴイと思ったのは、普通の人が大変だと思うことをＫさんは大変と思わない、メンタルの強さも相当なものですよね。

（Ｋ氏）鈍感なだけかもしれません（笑）まぁ、だからこそ続けてこれたのかもしれないし、しばらくは一人で頑張ります！

―――本日はありがとうございました。