物件を貸し出す際、誰に貸すかを慎重に検討することが重要ですよね。一般的な住居利用以外に、デリヘル業者に物件を提供する「デリヘル承諾物件」という選択肢を考えたことはありますか?この件に関しては「知ってはいるけど、どするか迷っている」「心配」という方が多いです。この記事では、デリヘル承諾物件を貸し出す際のメリットとデメリットの詳細を分かりやすく解説し、あなたが大家として最良の選択をできるようサポートします。デリヘル業者に物件を貸し出すことには、一見して通常の賃貸とは異なる多くのメリットがあります。家賃の上乗せや初期費用の増加、そして築年数が経過した物件にも借り手がつくといった魅力的なポイントが挙げられます。
しかし、デリヘル業者に物件を貸すことにはデメリットも存在します。次の借り手に対する影響や近隣住民からのクレームなど、考慮すべきリスクも無視できません。このように、デリヘル承諾物件として貸し出すことには、メリットとデメリットが混在しています。詳しく解説していきますのでデリヘル承諾物件の貸し出しに迷っている方は、ぜひご一読ください。
この記事の目次
デリヘル承諾物件を貸すメリット
デリヘル承諾物件について、まずはそのメリットについて解説していきましょう。
金額的にはとても良い収入源になるものです。何がどのくらい一般的な住居利用と違うのか?こういった点もお話しするのでぜひ参考にしてください。
1.家賃を上乗せできる
デリヘル承諾物件は、その希少性から通常の賃貸物件よりも高い家賃を設定できるという大きなメリットがあります。具体的には、通常の物件と比較して1.3倍程度の家賃を請求することが可能です。これは、デリヘル業者が利用できる物件が限られているため、少ない選択肢の中で適切な物件を見つけるためには多少の高額な家賃でも支払う意欲があるからです。
デリヘル業者にとって、事業運営に適した場所を確保することは非常に重要です。例えば、駅から近くアクセスが良い立地や、周辺環境が静かでプライバシーが保たれやすい場所など、特定の条件を満たす物件は特に需要が高まります。このような物件を提供する大家は、家賃を通常よりも高く設定することでその需要に応えることができます。
また、デリヘル業者は事業の特性上、物件を頻繁に変えることが難しいため、長期間にわたって物件を借り続ける傾向があります。これにより、家賃収入が安定しやすくなるという利点もあります。さらに、デリヘル業者は営業利益を考慮して高い家賃を支払う余裕がある場合が多いため、家賃の滞納リスクも低くなります。
このように、デリヘル承諾物件の希少性と需要の高さを活かすことで、大家は通常よりも高い家賃収入を得ることができるのです。
2.初期費用を多くとれる
デリヘル業者に物件を貸し出す際には、大家の承諾を得るための初期費用として、通常よりも多くの費用を請求することが可能です。具体的には、以下のような追加費用を取ることができます。
承諾料:デリヘル業者が物件を借りる際、大家の承諾を得ることが必要です。これには「承諾遺書」という文書が必要であり、大家がこの承諾を与えることで初めて契約が成立します。この承諾を得るために、デリヘル業者は通常の賃貸契約に加えて1ヶ月分の家賃相当額を「承諾料」として支払う必要があります。
礼金の上乗せ:通常の賃貸契約でも礼金が発生しますが、デリヘル業者に対してはさらに1ヶ月分の礼金を上乗せして請求することが可能です。これにより、初期費用が通常の契約よりも多くなります。
3.築年数がたった物件も借り手がつきやすい
デリヘル承諾物件はその希少性から、築年数が経過した物件でも需要があります。古い物件でも借り手が見つかりやすいという点で大きなメリットです。
需要の高さ:特に、デリヘル業者は事業運営に適した立地や条件を優先するため、築年数が多少古くても、他の条件が良ければ借りる意欲が高まります。
古い物件の価値:デリヘル業者にとって、物件の築年数よりも立地や設備、プライバシーの確保などが重要な要素となります。例えば、駅近や繁華街に近い立地、個室数や設備の充実度、隠れ家的な雰囲気など、築年数が古くても魅力的な要素を持つ物件は高い需要があります。
改装の可能性:築年数が経過した物件でも、デリヘル業者は必要に応じて内部を改装することが多いため、物件の古さがそれほど大きな問題とはなりません。
賃貸契約の柔軟性:デリヘル業者は、通常の住居利用者よりも柔軟な賃貸契約を受け入れることが多いため、築年数が経過した物件でも契約が成立しやすいです。例えば、短期間の契約や改装に関する条件など、柔軟な対応が可能です。
デリヘル承諾物件を貸すデメリット
デリヘル承諾物件にするかどうか悩んでいるならメリットだけではなくデメリットもしっかりと把握しておく必要があります。メリットも知りたいけど、こういった特殊な件だとデメリットがとても気になるのではないでしょうか。漠然とした不安や心配は下調べし、現実的に対処、比較検討できるようにすれば問題はありません。
1.履歴が残る
デリヘル業者に物件を貸した場合、その履歴が残るため次の借り手に影響を与える可能性があります。風俗業者に貸したという事実は、不動産取引の際に何らかの形で情報が残り、その物件の評価に影響を与えることがあります。一般的な住居利用者は、過去に風俗業者が利用していた物件を避ける傾向があります。これは、風俗業者が利用していたという事実が心理的な抵抗を生むためです。そのため、次の借り手が見つかりにくくなる可能性も視野にいれて検討しましょう。
2.近隣からクレームが来る
風俗業者への物件の貸し出しは、近隣住民や管理組合からのクレームの原因となることがあります。これにより、物件の管理が複雑化し、トラブルのリスクが高まります。
近隣住民からのクレーム:風俗業者が利用する物件は、周囲の住環境に影響を及ぼすことがあります。特に、夜間の出入りや騒音などが問題となる場合が多く、近隣住民からのクレームが発生する可能性があります。このようなクレームは、物件の管理や維持に対する負担を増加させます。
管理組合の反対:多くのマンションやアパートの管理組合は、風俗業者の利用を禁止している場合が多いです。これにより、管理組合とのトラブルが発生し、最悪の場合、契約の解除や罰則が科されるリスクがあります。管理組合との良好な関係を維持するためには、風俗業者への貸し出しを慎重に検討する必要があります。