風俗業界で同業の知り合いを持つメリットとデメリットについて

風俗経営基礎知識

どのような業界においても「経営者」は様々な場面で多くの重要な決断を独りで迅速に下さなければならず、ついつい孤独を感じてしまうものです。そのような状況において、意見や気持ちを共有できる同業他社との繋がりは有難いものでしょう。しかし、ライバルでもある相手との繋がりは、場合によっては経営の足枷になり得るかもしれません。風俗業界における同業他社との繋がりにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

風俗業界で同業他社との繋がりを持つメリットとは

先述したように、重要な決断を下さねばならない時、同じ立場の人間から意見を聞くことができるのは心強いでしょう。それが先輩経営者であれば尚更です。さらに繋がりが深くなれば、互いのお店の在籍キャストの出勤が足りない時などにキャストを貸し借りしたり、対応しきれない利用客を回し合ったりも出来るでしょう。営業エリアや業態が異なれば、面接で不採用となった女性を紹介し合うことも出来ます。

信頼関係が築かれるに連れ、グループ店や姉妹店のようにスケールメリットを生かせるようになるかもしれません。同業他社との繋がりを持つ事のメリットは大きいと言えます。

風俗業界で同業他社との繋がりを持つデメリットとは

いくら繋がりのある店であるといっても、同業他社、つまりライバル店であることには違いありません。例えば、自店の人気キャストが全く意識もせずその同業他社のお店へ移籍した場合、どう感じるでしょうか。またその逆に先方のお店から自店へと移籍してきた場合はどうでしょうか。

そのような「キャスト」に関することがトラブルに発展するケースが多いようです。信頼関係のあるお店同士であっても、売り上げの根本ともいえる在籍キャストに関してはお互いデリケートにならざるを得ません。

まとめ

同業他社との繋がりを持つ事には、メリットもデメリットもあります。個人的には、孤独を強いられる風俗業界における経営者は、同業他社との繋がりを持つべきだと考えます。在籍キャスト云々についてもお互い寛容な姿勢を持つ事でクリアできますし、そのような懐の深い経営者も多数います。先述したように、同業他社との繋がりを持つ事で、様々な場面において意見を交換することが可能になり、営業上の融通も効くようになります。信頼関係を維持することができれば、同じ業界で切磋琢磨する「戦友」のような関係にもなれるでしょう。そうは言っても、同業他社の経営者と知り合うきっかけもなかなか見つからないかもしれません。お付き合いのある広告代理店やWEB関連会社の営業マンなどに間に入ってもらい、自分に合うような方を紹介して貰うのが良いでしょう。